ヘッドスピード(HS)…
巷では 非常に重要視されている訳で
これが高いか、低いかは まるで力自慢と言うか
なんか 高いとえらくて、低いと情けないと言うか
そんな会話が耳に入る… アホらしい…。

ヘッドスピードが速い
というのは ある意味 こすっている証だと
周りに吹いているようなモノで
おじさんからすれば そんな会話は
若い人に任せたい。


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まずは、ヘッドスピード計測の実態を知って欲しい
ボールの20センチ手前位から5センチ手前まで
その区間をどの位の時間で通り抜けたか
ま だいたい 日本全国〜世界標準で
そんな感じで測る訳だ

だから、鍵になるのは ボールがヘッドと接触
する付近で 垂直に近いような角度でボールと当たれば
ボールの加圧が逃げるところが少ないので
ヘッドはどうしても減速してしまう。
一方、大きなロフトで当たると 球体であるボールは
早く逃げてしまい、ヘッドへの加圧も少なく
減速度合いも、ロフトの立った状態でコンタクトするのに
比べると 格段に少ない・・・

これが ヘッドスピードアップのからくりだ。

要するに こすって 打てば打つほど
ヘッドスピードの数値は上がる訳だ

ヘッドスピードは高いけど
ロフトも大きく 弾道も高く スピンも多い
これは距離にならない。

だから 例えば ヘッドスピード37ms
であったとしても チャントしたインパクトが
創れているのならば 楽々45msで こすって打つ
元気なお兄さんに勝つことが出来る訳。

運動性能として 無理に遅くする必要はないけれど
打撃方法としては 出来るだけ
ヘッドにボールの加圧を掛けて
ヘッドスピードというか その区間の通過時間が
長く取れるようにした方が…
要するに スピードとしては遅くというか
HSは下がってしまえばしまう程
距離になり易い ということを理解出来るかな…


ま 別な比較で言えば
45msの人が 9番アイアンを打つよりは
37msの人が 6番アイアンを打った方が
飛ぶのが理解出来るかな ってことなんだけど…