クラブに仕事をさせる 

 と言う言葉がある。

ゴルフクラブに限らないけれど
地球上で使う道具はすべて
重力 と言うモノを前提に作られている。

重力には いつも 指向性があり
地球の中心に向かって
通常我々が立って生活している限り
下方向に向かって働いている。

重さ と言うモノは
その 重力を利用すると
より人間が「楽が出来る」、もしくは
「少ない力で仕事を成すコトが出来る」
というコトを指している のである。

道具には 必ず 上下左右
目的に沿った 姿勢があるのだ。

スナップショット 1 (2011-02-27 18-10)

それを 遠心力 というコトになると
勿論 それも 重力と関係なくはないが
重さ と 楽が出来る とは 反比例の関係に
なってしまうし 本来 あるべきの
 重さ と言うモノにとって有効な
方向である「下」とは 殆ど関係のない
指向性と闘う事にある訳で
下とも戦わなければならなくなる。


特に もってのほか なのが
テークバック時に まるで マフラーを肩に
まわしていく ように 重さ そして
その遠心力によって 上げる
(実際には上がっていないが)

そんな 重さの使い方 だ 

これは クラブに仕事をさせない第一歩で
有るばかりでなく クラブがその重要な指向性
姿勢 方向を失う 
禁じ手中の禁じ手 で
これを 行った瞬間に クラブは機能を停止する
停止するばかり ボールを打たせない
上手く打たせない コトにしか働くなる。
ダブルカウント である。

これを持って 手抜き と言うのだけれど
クラブ扱い/スウィング の中で
一番大切 兼 唯一 人間が携われるクラブの扱い
の部分を クラブの 単に先端の重さを利用し
手を抜いて テークバックすれば
当然 重要で 操作の出来ない 忙しい
ダウンスウィングやインパクト直前に
ツケは廻ってくるし そんな扱いをする人に
このクラブは良い! とか 論じるなど
おこがましい も 甚だしい。
クラブを蔑ろ にして 仕事させるも何も無い。

コップを上下逆さまにして
水が入らん! と言っているのと同じ

スナップショット 1 (2011-01-18 21-59)

 クラブの姿勢を全く意に介さず
自分の「動き」、そればかりを追い続けている
多くのゴルファーは
クラブの 上下左右を気にする方が
より ボールを打つのに重要だ
 
それが クラブに仕事をさせる コトと
何時になったら 気が付くのかなぁ…