津波被害 地震被害 の状況は
帯のようなイメージをもって頂くと
良いかと思います。

まず、地震の被害だけで
 津波が届いていない領域は
復興 と言う言葉が
イメージしやすい状態です。
工事や修理も手が入って
勿論 不便はあったとしても
傍目から見る生活様式は
普段のものに限りなく近いと思います

次に 多少 津波が届いている
床上 床下浸水の領域には
ボランティアの手も入り
泥や砂 ガレキなどの撤収
も徐々に進んでいます
このエリアになると 復旧は進んでいる
ものの インフラの寸断は
数多くあります

IMG_1620

そして 津波での破壊エリアは
二階建て分位のガレキが山積みで
車の通行帯だけ ガレキが取り除かれ
地域によっては 重機も入っています。
この地域になると インフラは
殆ど壊滅状態で
この地域をまたいで 郊外にある
集落には インフラが届かないケースも
非常に多くあります。

IMGA0432


最後に 一番沿岸部の
被害の激しい地域は
ほとんど 何もない荒野のような
広大な砂浜エリアが広がっています。
不謹慎だとは思いますが
始めから 砂丘のような 砂浜のような
良く目を凝らさないと 町 であった
痕跡を見つけるコトが出来ません。
このエリアになると
従来の地図が殆ど役立たず
沿岸部の舗装路は水没しています。
地域全体が大幅に低くなったようで
海水の塩田のような風景が連なります。
インフラ など 始めから
存在しなかったか の様なエリアで
復興 と言う言葉は該当せず
全て始めから作り直し
というコトになると思います


地域に限らず
被災地全体でインフラの問題は
非常に深刻で
電気はだいぶ復活し始めていますが
水道 下水 汚水に関しては
地下の配管だけに限らず
浄水場 汚水処理場などが
海沿いや川沿いにあった!コトから
津波被害直撃され
破壊されていることも
復活の妨げになっているでしょう

地方や地域によっては
まだ汲み取り(水洗)も
多いでしょうから
大勢の暮らす個人宅は
そろそろ限界かも
知れません。
トイレの問題が浮上
して来るかも知れません。