クラブ扱い・・・スウィングは
如何に シンプルな 少ない動作にして
重さと言う主力エンジンを
正しい状態でボールとコンタクトさせ
その破壊力を適切な距離にする か
と言う点にかかっているのだと思う

多くのゴルファーを見ていると
筋力を 如何にクラブを動かすか
特に 如何に速く動かすか
という事に使っているのだと思う

まったく クラブを動かさない という訳では
ないが 本来のクラブ扱いでは
(クラブ扱いという事が自体も紛らわしいが)
筋力は クラブを動かす事 に使うのではなく
自分が動き クラブを
動かさない事に使う
のだと思う

クラブを動かさず 自分が動く
そして 自分が作り出す破壊力
それは ボールに伝わるのだが
その 同じエネルギー量は
自分が受け止めなければならない
 それに 筋力は使いたい!

 ゴルフスウィングで錯覚しやすいのは
 クラブ単体を ヘッド単体を
動かすことではなく それを持っている
自分が動く ことで 有る部分 間接的に
動かすことになる
マリオネット を動かすのではなく
マリオネットを動かしている人を動かす
     う〜ん ちょっと複雑か・・・。
sample 2009_09_15_19_42_40-1448フレームショット

 そして 成人男性のショットであれば
1トンを超えるような インパクトの反作用
を受けることに成る訳で
単純計算という訳には行かないけれど
ドライバーであれば
215gの物体(ヘッド)を
時速100キロ以上で 落として
45gの物体(ボール)を
初速時速200キロ以上で
200メートル近く移動させたい!
その総エネルギーは
クラブが多少軽減させたとしても
自分の体躯にかかってくる

それを受け止められないのであれば
当然 そのエネルギーの総量の内
数%、場合によっては数十%
またもや ロスしてしまう

その為には 大きな筋力が
体躯を支えられる姿勢を
インパクト付近で作って置かなければ
いかないだろう

飛ばない、飛距離に問題のあるゴルファーを
見ていると 多くの例で
インパクト時に 体が伸びている
腹筋が伸びた状態で迎えているように見える
意識的に 腹筋を縮めろ! と言う意味では
ないが 前傾姿勢を維持できないインパクトを
作っている

呼吸法まで意識する必要はないが
テークバックで吸って
ダウンで吐くような
姿勢配分を作って置かなければ
1トンに近いような重さを受け止め辛く
色々な箇所で その重さを逃がすことに成るだろう
クラブ扱いに直接結びつくがどうか
分からないけれど
例えば 肩甲骨であれば
開いて(吸って) 閉じる(吐く)
 ような動きの方が
呼吸とも 力配分とも
マッチしていると思うが…

大きな力は 腹筋がしまった状態
前傾姿勢が維持された状態で
発揮されるのだと思う

sample 2009_09_19_23_40_47-246フレームショット


そういう意味合いでは
テークバックで 左腕で
クラブを動かす人の場合
テークバックで 縮まり
ダウンで 開く 動きになり易く
閉じて開放する
と言う動きになるだろう

運動学的にどうこう という訳ではないが
その動きでは 明らかに飛ばなそうで
遼君やタイガーのように
 痛みや故障を無視して
人間の動きやスピードを超越していない限り
飛ばないと思う

ちょっと 極端だけれど
ゴルフは みだり脚と右腕(肘)が主力で
左腕(手)はそのサポートでしかないと思う