フックフェースのドライバー
一世を風靡したのは
 エスヤードの初期モデルでしょうか

フックフェースのドライバーは
フェースが左を向いているから
スライスし難い??? やさしい???
のでしょうか・・・

その秘密は意外なところにあるのです

このブログの読者にとっては
 簡単な解答かも知れません
ドライバーは 他のクラブに比べると
始めから ロフトが立っているので
ボールは捕まります… 捕まり易い です

ゴルフショットにとって の一番の課題
捕まる という事に関しては 実は
ドライバーが一番簡単… なのです

sample 2009_09_19_22_56_02-91フレームショット

フックフェースのドライバー
角度 で言うと たかだか1〜2度です
スライスに悩んでいる人が
1〜2度の角度で解消出来るとは思えませんが
アドレス時の精神的な呪縛 からは
解放されるのでしょう…

ヘッドをターンさせて 打つ人にとっては
フェース角度を2度増やすよりも
ライ角度を2度アップライトにした方が
より効果的です

フックフェースのドライバーが
簡単な理由は ロフトが大きいから です

ゴルフクラブは設計・製造の時点で
製品誤差をなくすために
 必ず 何かの基準を作ります

ウッドには縦横のに
バルジ ロール 膨らみが付いていて
フックやスライスフェースにすると
基準が非常に取り難くなる上に
厳密なフェース角度はライ角度を
混じってしまいます。
製品上の 製作上の
ライ角度やロフト角度の設定は
フェースの角度を無視して
スクエア 双方をスクエアを基準に
設定します

ですから 10度ロフト 0度のフェース角度
のクラブと 同じロフト 2度フックのクラブとでは
後者の方が 2度とは言いませんが 1度以上
大きなロフトである と言えます

ゴルフクラブは ロフトが大きいと
弾道も高くなりますが 縦のスピン量も増えます
ボールの曲がりは
横のスピン/縦のスピンの分母分子の関係の為
ロフトを増やすと
縦にボールが滑りやすく成りますが
分母である縦のスピンが増えるため
ボールが曲がる というのに数値が
達しにくくなる
というのが やさしい と言われる
本当の理由です

しかし フックフェースのドライバーは
重心の位置が すこしそうでないモノに比べると
シャフトから離れるので
ヘッドを振って 手でクラブを扱う人にとっては
テークバックの初期で 軌道が外に膨らみやすく
なるので スウィングがループになり易い
という欠点も持っていますが
それは 誤ったクラブの扱いに対する問題 ですから
今回は割愛します

今回の件と似たような話で
今 流行っている?
大型のマレット型のパター ですが
理論上 や 雑誌上では
重心が深い という理由で
フォローが出やすい 転がりが良い
と 思われていますが
一般的なゴルファーの
パッティングストロークでは
デメリットしかなく
 何一つ 良い面は思いつきません。

spider_balero_gl9


ゴルファーをイップスに誘うストローク方法
に加え 
イップスに誘うパター

誰が言い出したか分かりませんが
前傾を深く取り ボールに覆いかぶさるように
構えて 振り子のようにクラブを 肩周りを使って
動かして それに重心の深いパターを使う
これが どのような結果を生み出すか
冷静に考えれば 分かるのですが
重心が深いとフォローが出やすい
のが前提であれば
深く構え 真上から 振り子に振れば
フォローが出る
というのは ボールを転がそう とする
方向ではなく その振り子に対しての
上方向になる方が圧倒的に強いでしょう
重心が深いが故に
動かしたときに ヘッドの一番下がるボトム地点は
想定よりも手前、右になりやすく成りますし
ロフトの少ないパターで アッパーに打てば
ボールは歯/リーデイングエッジに当たってしまいます

下から上に向かって動いている過程で
ロフトも増え 歯で打ってしまう

しかも 振り子で振るが故に
打つ距離 そのスピードによって
その動きや縦の円弧も変わってしまい
毎回 距離感が 距離に成らない
それは 必ず 自分の距離感よりショートする

視覚的に 大きなマレットタイプ
にもかかわらず 軽いヘッド
多くのマレットタイプが
曲がり(ベント)の入った ほぼ全くしならない
シャフトが装着されていますから
全ての事が ショートすることを生み出します

ショートすれば 想定より強く打つ
強く振れば より アッパーになり
より歯に当たるようになり
ロングパットでは ダフるようになったりします…

ハイ イップス予備軍 一丁上がり!