ボールの飛ぶ方向
弾道の行方…方向性


コースでショットしていく上で
ゴルフをしていく上で 大切な要素のひとつ です

ただ 多くのゴルファー イエ ほとんどのゴルファーは
その部分をものすごく勘違いしていると思います

fromsky-1116フレームショット

ゴルフはターゲットスポーツです
では ゴルフショットをする際の
方向、弾道の飛び出す方向を決める
最大の要素は何だと思いますか

 勿論 アドレスの向き です

それは 全員が理解出来ると思うのですが
それでは スウィングが始まってから
その方向性を出す、もしくは直す、作る
そんな動きやイメージ 持っていませんか?

アドレスの向き、セットアップとも呼びますが
それ以外に、運動、動作が始まってから
飛球線方向をイメージする 何かの動きを
していませんか?

もう一度 元に戻りますが
方向性を決める最大の要素は
   アドレスの向き です
その アドレスの向きが方向性を決める
最大…だけでなく
 すべて なのだと 認識出来るでしょうか

静止時に行う そのセットアップ⇒アドレスの向き
 それが 弾道の方向を決める すべて
だと 認識出来るでしょうか

裏を返せば 運動、動作中には
 決して 方向を作る動きをしてはイケナイ
(厳密には 実際の飛球線を追う動きはしない!)

多分 多くの方が フェースの向き
 そして 少し進歩した悶絶体験者は
インパクト時の体の向き や
 ヘッド軌道 なんてイメージも持っているでしょうし
動きが始まってからの 何らかの動きが
 ボールの飛び出る方向に大きな影響を与える
そう 信じていると思います。

それは それで合っています
しかし 動きが始まってから の「何か」

方向に影響が出てしまうのは 結果はともかく
 すべて ミス で 

行為そのものが本来 不必要で
間違った行為だから 影響が出てしまうのです。



概ね 正しくクラブが動かせる と言う前提ですが
結論から先に言うと
 アドレス時を基準した 姿勢やフェースの向き
そして 目標方向のイメージ
 … 練習場でいう マットのライン など
それらは 動作中 まったく 似ても似つかない
 とても 目標を想起させるものではありません。

フェースは強烈に右を向いていますし
体のラインも イメージでは まだ右を向いています
右を向いているのですから
 まだ シャフトは後ろに遅れているような傾きですし
ヘッドを動かすラインのイメージも
 インサイドアウト というよりは
シャンクが飛び出すような方向への
 近く→遠く という斜めの直線です

もし 打席のマットの真ん中に
目標方向への白い線が引いてあった としても
なにひとつ それに 垂直とか 平行に 動くモノも
有りませんし 全く関知出来ないとも言えるのです

多くの人が その 白い線に
出来る限り 沿うような ヘッド軌道
それに 垂直になるような フェース姿勢 を
作ることが ボールを目標にまっすぐ飛ばすコト
だと 思っているのではないでしょうか・・・

BlogPaint

刷毛塗 のドリル は
肘だけで行う場合 であっても
左右のスライド を併用する場合 であっても
横方向の向きの変更が伴わないから
その マットと平行
 もしくは それに近い感覚があるからで
その動きに 向きの変更が加わると
0.1秒時間が過ぎただけで 向き
自分の正面はどんどん過ぎ去っていくのです

向きを変えながら
始めにあった 直線をなぞるような動きは
今は無くなってしまいましたが 回旋塔につかまって
回りながら 地面に直線を引こうとしているのと
同じで 限りなく 不可能な行為 です

時速100キロを超える ヘッドを
向きを変えながら 目標方向と平行に動かし
自分の目とは 一メートル以上離れた
立体的にずれたフェース面を調整し
目標方向に向けようとする動きなど
ナントカ雑技団の訓練に近い
 遊びでやっている おじさんには絶対無理です

ゴルフクラブには
色々 単純でない 構造があります
シャフトがあり フェースがあり
ライ角度があり ロフト角度があり
人間には 前傾姿勢があり
それを維持したまま 向きを変える動きがあります

ものすごく ニュアンスの難しい課題 というか
問題ですが 実は大変重要で
色々な方法で 解説してみたいと思いますので
しばらく シリーズで行ってみたいと思います