衛星放送などが発達し 欧州のサッカーを
目にしている方もいると思うのですが
クラブチームのリーグ戦の場合 かなりショーの要素も
入っていて もっと華麗なゲームを見るコトが出来ます。
ワールドカップの場合 南米やアフリカでは
その勝ち負けに 母国で毎回死人が出るほど
壮絶な争いに成ります。 南米では真面目に
ワールドカップがきっかけで
紛争になってしまったケースもあります
サッカーと言うスポーツの中身よりも
勝負事として 優先されるのが W杯 ですから
華麗なパス回しや連携プレーなども
なかなか発揮されず
ド突き合いの色が濃くなってしまう傾向にあります
そう言う意味では 日本人の得意な
スタイル とか コンセプト なんか が
まったく通じない世界で
その部分に 目覚めたのが 日本代表の大きな一歩
だったのではないでしょうか
華麗な攻撃のスタイルを構築して
それを実際ワールドカップで発揮し
成果を射止める国は ブラジル 位しかなく
そのブラジルですら ワールドカップ本大会になると
堅守速攻を中心に リスクを回避する方法を取ります。
今回の優勝国スペインにしても
伝統的な パスサッカーを駆使して
ワールドカップを制覇するまでに
90年も掛かっているのです
例年は サイド攻撃を中心とするオランダは
現実主義に転換し 今準優勝となりました。
世界で一番つまらないサッカーをする強豪国イタリアは
ゴールに鍵を掛ける カテナチオ という手法で
4度も ワールドカップを制しています
今回は 中途にパスサッカーに目覚めてしまい
残念な結果に終わった訳です。
自国独自の攻撃スタイル なんて言葉で
挑戦する アルゼンチンやオランダ、スペインは
いつも ベスト16、8、で現実的なサッカーの前に
屈してしまうのが通例でした。
果たして 今後 日本代表がどんな変化を遂げるのか
非常に 楽しみなところです
前回のドイツワールドカップで活躍した
シュバインシュタイガー や ポドルスキー は
一気にスターダムにのし上がり おごり
しばらくの間 苦汁を舐めていました
しかし この何年かで軌道修正し
今回の活躍となりました。
ベッカムは その華やかなセレブ生活 とは
全く反対の 泥臭いプレースタイル で
長年一線級として活躍しています
日本のマスコミは 売れ行き重視があまりに強いので
スポーツ選手であっても 政治家であっても
すべて アイドルと同じ扱いをします
そのベッカムで合っても プレースタイルについては
殆んどのマスコミは取り上げません。
試合後等に 選手にコメントの義務は無いので
取材拒否をを避けるため
紙上での批判は極力避けるようになります
その反面 取材拒否やコメント拒否のし辛い
代表監督は 批判の矢面に立たされます
ちょっと批評すると 辛口 と言われ
スポーツ界全体 が甘言しか受け付けない体質は
少々 気に掛かるところです
僕自身 スポーツ畑にすっぽりハマっているタイプなので
石川遼君の 容貌の変容には少々疑念を抱かざる負えません
精神論を問いたくは有りませんが
男性スポーツ選手が 新聞の一面を飾り始めると
皆 メンズノンノ っぽくなるのには 辟易します
ひとつ こんな話をしておきましょう
今回のワールドカップのMVPになった
ウルグアイの ディエゴ フォルラン選手
幼少の頃
交通事故でお姉さんが下半身不随になりました
「サッカーをやっていると
色々辛いことがありますが
歩けない辛さに比べれば
何と言う事はありません。」
「名声もお金も要りません。
姉が歩けるようになれば
それで十分です。」
僕は 日本の 攻撃「的」サッカー とか
守備「的」と言う言葉が好きではありません。
普段使う言葉でも 出来るだけ 「・・・的」という
言葉を避けるようにしています。
・・・的 と言う言葉は
その前段につく意味合いの本当の意味
( 伝えにくいのですが )
では ないような気がするのです
サッカーでは 攻撃・・・手を取らなければ勝てませんし
守備・・・それをしなければ やはり勝つコトが出来ません
攻撃 も 守備 も当たり前の表裏一体な存在で
例えば スペインのパスサッカー
ボール保持率を上げる行為は
点を取る という行為と共に 敵に攻撃させない
という 守備でもあるのです
野球やアメリカンフットボールのように
攻撃と守備 が完全に分れている訳でもありませんし
それですら 守備が攻撃の流れを作り
攻撃が守備の流れを作っていくのでしょう。
攻撃・・・点を取る事、相手を倒す事ですが
攻撃 と 攻撃的 は 同じニュアンスに感じないのです。
攻撃的は 攻撃の真似 エセ攻撃
そんな ニュアンスを感じるのです
攻撃も 守備もしなければ
攻撃的でも 守備的でもないサッカー
守備を放棄する攻撃サッカー
攻撃を放棄する守備サッカー
これって ゲームとして成り立ちませんよね
まして ワールドカップのような
強いチームと闘う時
真っ向から挑むこと = 攻撃的
では無いと思うのです。
守って 守って 守り倒して
相手のすきを待つコト = 守備的
なんでしょうか・・・
ゴルフの用品等では
良く 本物志向(嗜好)とか
競技指向(志向)と言う言葉が
出てきますが 本物志向は 本物ではない
と言う意味だと思います
本物じゃないけれど 本物に見える
言葉遊びではありますが
そんな下らない宣伝文句に踊らされて
決して安価では無い ゴルフクラブを購入する
殆んど意味をなさない安直な言葉に
踊らされるなんて 悲しいことではないでしょうか
クラブの分野で レジャー指向 と アスリート指向
この分類っておかしいと思うのです
誰もが 競技として スポーツとして
ゴルフをしている反面
娯楽 レジャーとしても楽しんでいる筈です
あいつには負けたくない と思うでしょうし
ラウンド後のビールも楽しみでしょう?!
ゴルフは兎も角
日本のサッカー界から
攻撃「的」とか 守備「的」と言う言葉が
無くなった時が
本当に同じ土俵に立つ時だと思います
コメント
コメント一覧 (2)
もう辞めてくれませんかね マスコミさん
ひとつ こんな話をしておきましょう
今回のワールドカップのMVPになった
ウルグアイの ディエゴ フォルラン選手
幼少の頃
交通事故でお姉さんが下半身不随になりました
「サッカーをやっていると
色々辛いことがありますが
歩けない辛さに比べれば
何と言う事はありません。」
「名声もお金も要りません。
姉が歩けるようになれば
それで十分です。」