ゴルフコースが グリーンの速さ を測るのに
基準となるモノがあります。
スティンプメーター と言いますが
😵😵😵USGA製のものは 45,000円もするんですね…。
真ん中が窪んだレールのようになっています。


ボールを乗せておく 窪みがあって
レールそのものを 20度の角度に傾けると
窪みからボールが外れ、レールを転がり始めます。
その転がり具合 を(1ft=30.48cm)
10フィート(3m)とか、20フィート(6ⅿ)とフィートで表します。

一般的な営業コースで 8〜9フィート位です。
速いと言われる オーガスタは 12〜13フィート
日本の男子ツアーも殆ど同じ、です。
パッティング・転がり についての研究 があります。
スティンプメーターで 一般営業の8フィート(2m40)で
カップに向かって ボールを転がします。
10球転がすと そのラインは 実は1種類 ではなく、
10種類ではありませんが、数種類になります。

『そのライン』は一種類…と思いガチ、ですが、
研究では そう言う答えになりません。
2m40を転がるのに スティンプメーターでは
ボールは13〜15回転するコトがわかりました。
ボールの外周は 約15cmですので
全部を接地して転がるとすると 16回転する筈ですが、
滑っている、スキッドしている箇所がある
というコトになります。
ボールがずっと接地している訳では無く、
空中を滑っている時間もあるので
接地(接触)している箇所が 各各 微妙にずれる為、
本当に微妙ですが ラインがズレることになる訳です。
接触した箇所の芝の状態によって
ボール速度や回転そのものにも影響がある というコトです。
今度は実際に 全く同じライン、同じ距離を

パッティングさせ カップインも含め
2m40センチのワングリップ圏内で測定すると
平均で12回転半でワングリップ距離まで到達しました。
(勿論 これは芝質、傾斜、などによって異なるとは思います)
最大の人で14回転、最小で11回転でした。
回転する数の多い人ほど
通る道、ボールの軌跡の種類は多くなり、ショートし易く、
(ショートしているのに 回転は多いのです…)
それよりも 少ない回転でカップ距離に到達できる人ほど
ボールの軌跡の種類は少なくなります。
この距離の
パッティングタッチを数値化することは難しいですが
回転の数が多くなるストロークをしている程、
パターの初速(飛び出し速度)が速い、 👉減速が強い
になります。
まあ 当たり前 と言えば 当たり前 なのですが、
ボールと地面、芝との接触の機会 や
総接触面積が増えるほど その影響を受け易い
距離と言う意味でも ショートし易くなるでしょう。
✋ちなみに…ですが、スティンプメーターよりも
人間が打った方が ボールの回転する数は少なくなります。
スティンプメーターの方が 転がりが悪い… のでしょう。
✅良い転がりのボール とは
適度にスキッド(滑り)し、
打つ距離に対し、必要最低限の回転で届くコト、
その言葉の通り 滑らかに転がるボール
と言う答えに辿り着いた訳です。
と同時に 自分の打つラインを読んだ としても
距離感も含め 自分のタッチに均一性がないと
ライン通りになることはない というコトで
パッティングストロークにおいて 多くの人が強く意識している
『真っ直ぐ引いて 真っ直ぐ出す』 は
無意味では無いですが、一つの要素に過ぎない
というコトも分かりました。