今後 おそらく スマホの普及や
 パット見の有効性や印象から
ゴルフの狭い世界ではありますが、
 流行るかもしれないモノ、
モーションキャプチャーを利用したスイングの映像解析 は
 より一層 ゴルファーを悩ませるコト になります。
モーションキャプチャー
スマホなどのアプリを利用して
誰かにレッスンを受けなくても
『手軽❓ 気軽❓』にスイングを治せる と
これなら 一見すると 分かり易いかも❓ と
 思いがち ですよね…。

例えば 健康診断 をして
やれ血糖値だとか、血圧だとか、
自分の年齢、性別の理想値 があったりしますよね。
自分の数値と見比べ ココは良くない、ここは良い
 健康維持や病状改善のために利用する訳ですが、
生活習慣や食習慣などの要素によって
 その数値が生まれてしまっている場合、
それを改善しなくてはなりません。
病気に関連すると 無理やり、
 薬で数値をいじる と言う方法もあります。


円弧5


では スイングに当てはめた時 どうなるでしょう❓

自分の動きは
自分のしたいコト や してきたコト
使っているクラブ によって
 必然 として形成されています。

ココを治したい としても
その自分の気に入らない部分、箇所も
それをしないとイケナイ、それをしないと打てない から
やっているのですから
見た目だけの為に治したら 打てなく、
 当たらなくなってしまいます。

病気の治療 と同じで、
何故 そうなっているのか
何故 そうせざるを得ないのか
何をしたいのか を無視し
形だけ作っても 身に付けるのは難しい・・・。
結果、を無視して 何万回も素振りして
ロボットのようにしないと無理かも、です。

コメントも頂いたので2021-04-17_15
 例に挙げさせて頂きますが
この場合のテーマ
『右手首のスナップロック』です。

右手首のスナップロック とは
スイング中 右の手首が甲側に折れた状態 のコトを指し、
理想的には その状態を維持したまま 打てる、
もしくは
グリップエンドがボールを追い抜く、
インパクト直前まで それ「らしい」モノを維持する
というコト なのですが、
質問者さん は勘違いをしている?可能性があり
今の取り組み方では 何万球打っても
問題を解決するのは難しそうです。


このテーマに対して
必要なのは ✖右手の手首をロックして置くコト
✖右手首のスナップロックを維持して置くコトではなく、
右手の手首をロックして置いても
 打つコトの出来る それ以外の環境
 なのです。

確かに ある程度(そんなに大きくはないですが)
右の手首を解かない意識は必要ですが、
運動した腕やクラブの重みをいつも ソコ で
支える、保持しておくのは 無理があります。

それ以上に
✋クラブをリリースするのは ボールより先(インパクトより後)
✋右手の手首を解いた状態の 肩からヘッドまでの距離
 と比べ、ホールドしたまま当てるには 距離が短くなる
 その距離感でも届く 右の手首以外、
 特に左サイド、からだの周り方 がポイント
✋右手首をホールドする意識 であるのなら
 ずっとホールドする ではなく、
 ホールドして置ける(肉体的に、頻度的に)時間内に
 意識して置ける内、時間内に打ってしまう
 打てるタイミング、ルート、順序 というコト 
になります。

つまり 右の手首をホールドして置くコト ではなく、
右の手首をホールドして当たるコト がポイントです。


モーションキャプチャーで
 理想的な動き が把握出来たとしても
自分自身が なぜ❓ どうして❓
 その動きになってしまっているのか 理解出来ない と
治す方法が見つからず、
ただ単に 動きを真似るだけ になってしまいます。

ゴルフショット、ゴルフスイングは
 より遠くに、より確実に 前に進んでいくための手段で
距離や方向、スコアの為にあるだけで
スイングの品評会ではありません。
そこは点数に加算、減算されません。

ただ 単に似たような構造のゴルフクラブを
似たような構造の人間が振る 効率を突き詰めていくと
だいたい 似たような動きになるに過ぎません。



そういう意味合いからも
ごく最近の シャロー型スイングは
子供の頃にゴルフを始め
長く、重い、ゴルフスイングを
引っ張る動きから 寝かして見えるような
下半身の沈み込み、しゃがみ
もしくは
寝かし気味のスイングの成れの果て 
と考えて良いと思います。
それを真似る必要性が
全く見えない と言うか
もっと スイングの内面、本質を見抜く
能力を上げるべきだと思います。
良いスイング動作の一番のポイントは
フルショットの動きが 通常のアプローチや
パターにつながっていく動き で
普遍的な動き であるべき です。