弊社、ハミングバードは
重たいヘッド(市販品アイアン 240g ⇒ 300g)
柔らかいシャフト(市販品アイアン 290cpm ⇒ 170cpm)
という 俗称『悶絶クラブ』が売り なのは確か、ですが
重要なポイントは クラブセッティング でもあります。
…セットの流れ ですね。
今日も相談を受けた訳ですが
その悩みの始まり は ドライバー です。
現在の一般的な ドライバーとアイアン は
硬さ SR基準で言うと
重心距離の短いモノほど、軽く感じます△
例えば アイアンをセッティングした としましょう。
ヘッドの番手間の重さの差
半インチ短くなることを前提にした
番手間のヘッド重量の推移は 7〜8g です。
これに 仮に 振動数/硬さ 250cpm のシャフトを組む とします。
そうすると 5番アイアンを皮切りに
6番…7番… と 重くなる分、短くなる分
250 > 255 > 260 > 265 > 270cpm……と
振動数はある一定の割合で増えていきます
ですので 250cpmの5番 に対して
8番アイアンは 一インチ半短くなる分
数値、としては 265cpm 位が適当、
数値は異なりますが、似た感じ、似たタイミングで打てる「流れ」です。
5番 250cpm(硬さ/振動数)
6番 255
7番 260
8番 300 …流れでは265の筈
9番 270
PW 275
とこらが 8番アイアンだけ セッティングミスし、
振動数 300cpm で仕上がったとしましょう。
硬さ で言うと R と X の差位
8番アイアンだけ 硬く仕上がってしまいました。
かなり大きな差 ですね・・・。
車 で言うと タイヤ 4本4か所の内、
1本一か所だけ まったくサイズの異なるモノ が
ハマっているような状態です。
車・・・であれば クレーム。。。以前の状態 と言えます。
ところが ゴルフクラブでは往々にしてこういうコトが起こります。
その8番アイアンを練習で常用していた、としたら
コースでアイアンショットはどうなるでしょう?
練習で打ち慣れている 8番アイアンよりも
4フレックスも柔らかい他の番手 上手く行くでしょうか?
その8番アイアンの練習は 本当に練習の意味を成すでしょうか?
一般的には Rの硬さのシャフト と Xの硬さのシャフト
これを交互に打つと
Rの硬さのシャフトが上手く打てていれば
Xのシャフトは届かず、トップ気味、ひっかり気味、飛距離不足
Xの硬さのシャフトが上手く打てていれば
Rのシャフトは届き過ぎ、ダフリ、てんぷら、飛距離増大
になりがちです。
そして それを更に混迷させるのが
打つのは機械でなく人間なので
そういうミスが出れば 修正が入りますから、
何球目か打てば、その逆の結果も生まれ易くなったりします。
スイング造りも兼ねていれば
もうスイングが悪いのか、クラブが悪いのか
訳が分からなくなるのは当然と言えます。

少なくとも 同じような硬さ、流れがある
クラブで交互に打つよりかは 困るコトが増える のは
想像出来るでしょう。
その同じことが ドライバーとアイアン の関係にあるのです。