<投稿レポートです!>


 まとめ1

ゴルフスイングは直線移動が本質である。

からだの回転は、直線移動の結果現れるもので、回転させようとして作るものではない。

みためと本質は大きく異なる。




20090801 2009_09_02_19_13_32-590フレームショット1. クラブの動き
ではゴルフクラブはどのように動くのでしょうか。

ここでどのように<動かす>と、あえて言わなかったのは、

できるだけ動かそうとする意思をいれずに、

必然、あるいは、動きの連鎖にまかせてゴルフボールを

必要な距離を結果的に移動させたいがためです。

よって、インテンショナルなボールさばきは今回の考察からは除外します。


先に結論。クラブの動きは直線で刷毛塗り。フルスイングでも同じ。

まず、ゴルフボールの移動距離を決めます。

それに適した番手を選択します。

こんな当たり前のことを書くには理由があります。

たとえば、100ヤードをPWで移動させることと、

9Iで同じ距離を動かすことに優劣をつけないということを確認するためです。

昨今<飛ばす>ことがもてはやされ、

その結果、ゴルフクラブの性能、品質の劣化、過剰広告による道具の高価格化、

飛ばしたいがための身体への過剰な負荷、等を生じ、ゴルフが本来の楽しみから、

お金がかかって、その上、体を痛める修行になり始めていることに鑑み、

自分を戒めるためです。



20090801 2009_09_02_19_13_32-588フレームショット もとにもどります。
ボールの移動距離を設定し、クラブをボールの後ろにセット。
刷毛塗りをスタートします。
ヘッドを置いてきぼりにして、体を右に移動開始。
グリップは体の移動に引かれて右に動きますから、

結果、クラブヘッドはわずかに左を向きます。

この状態は、シャフトの延長線上に重心位置がそろった状態です。

さらに体を右に移動すると、ヘッドは右上にむかって

シャフトと重心位置が直線になった状態で必然的に右上へ直線的に上がり始めます。

このときのグリップの形は、刷毛塗りの前半の左手甲側に折れた状態です。

そのまま右に移動すれば、2.で述べたように、体は右に回転します。

同時に刷毛塗りのテークアウエーと同じグリップの形でクラブはさらにあがりますから、

右ひじが外にはりだします。どこで止めても打てる状態です。

クオータ、ハーフ、フル、すべて可能です。



20090801 2009_09_02_19_13_32-586フレームショット打撃に入ります。くどくなりますが念のため。左に直線移動を始めます。ここまではほとんどオートマティックです。

さて、ここでちょっと工夫がいります。

ヘッドの重いクラブを使っていますから、また重心が偏芯していますから、

体が正面を向いているわずかな時間に打撃タイミングが遅れがちになります。

遅れ防止のために右手で左手を押してやります

力加減は個人差、クラブのスペックで異なります。

この右手で左手を押すことで、打撃タイミングの適正化と同時に、

右手の逆スナップと左手甲のわずかな盛り上がり、

すなわち、ロフトが立った状態(刷毛塗り後半のグリップの形)ができます。

短い距離ならこのままのグリップの形でフィニッシュできますが、

ある距離以上、あるいは、スイングの大きさ、スピード、本人の筋力により

この手首の形を保持することで、特に左手首を損傷する危険があります。

BlogPaint
  スポルテ… 左肘の逃がし および 体の左回転することで
        左手単体への衝撃緩和をお薦めします






よって、この右手逆スナップを省略はできませんが、

どこかで左手再コックにより衝撃を逃がす必要があります。

動画、連続写真等ではこの右手逆スナップは見えないことが多いですが、

省略すると、ボールがつかまりません。必須です。



  クラブを動かす方向について。

ボールの位置からヘッドが上がったからといって、

ボールに向かって、クラブを動かすと当たりません。

ほとんどの場合、ボールの手前を打ちます。

これには理由があります。

テークアウエーは緩やかな運動ですが、

打撃にかかわる運動は、はるかに早い運動です。

その上慣性がかかります。

一定以上のスピードでクラブを運動させると、

潜んでいた重力と、慣性が表面化します。

それを計算に入れて、ボールに向かって動かすのではなくて、

テークアウエーの終了点から、ボールのはるか上で刷毛塗りの後半部分を行えば、

物理の法則でボールとヘッドがコンタクトします。
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まとめ2
ゴルフクラブの運動は、刷毛塗りと寸分たがわず同じものです。
考慮に入れるべきは、<運動>が誘発する重力と慣性(不可抗力)