最短距離でクラブを上げる(右サイドが円弧で膨らまない)ということは、必然的にアーリーコックになると思いますが...。


これも スウィング(クラブ扱い)の中では多く取り上げられる項目です。
でも 根本的に大きな誤解があるように思います。

前傾した姿勢の方から下がる左腕
概ねダランとブル下がった状態が理想でしょう
体の中側に入り込んだり ボールの方にあまりに突き出た状態は
お薦めではありません。

飛球線方向から その様子を見てるとしましょう。
透明なビニールに時計の絵を描くと
左腕はだいたい6時を指しています。
ではクラブ(シャフト)は何時を指していますか
前傾している限り その延長線 6時はありえません。
シャフトは7時〜8時を指すでしょう …勿論クラブの長さや前傾にもよりますが

腕とクラブはそのままの状態で 体を起こしてみましょう
この時点で エンド部(グリップ)は ヘソ〜ベルト の前あたり
クラブヘッドは それよりも やや高い ミゾオチ〜胸 の前あたり

これが俗に言う ディッシュアングル
左手とクラブ作る 薄い角度 スープ皿のような角度

  これが すでに コッキング なのです

コンキングはスウィングの始動の前に既に 始 ま っ て い る の で す


 ここから するコックングは 量にすると 1時間〜1時間半 分
 7,8時から9時にするだけ
 それは左手の筋肉 左手首の筋肉を使わなくとも
 右手が「クランチ」していますから それ だけ で起こります。

MACさんの言う アーリーコック
 多分 それとは 違う意味で アーリーコックなのです。


左手首 周辺にある筋肉

これは「ボールを打つためにする動作」に携わる筋肉
        (指とかは除いて)
一番小さな「弱い筋肉」の一つです
コッキングの動きも
クラブを左手で握っている
 → 右手のクランチの動きが入る
  → それによって受動的にコッキングされる のです!



これを使って クラブを動かそう とすると
クラブヘッドの重さや ゴルフクラブの偏芯・偏重の
餌食になります。

特にスタートの瞬間の動きは
これからの動き すべてに影響を与えます。
多くのゴルファーが スウィングは左手主体だ! や
テークバックは肩(特に左肩)を入れろ! という言葉に
惑わされ テークバックを左手だけで動かそうとしています。
テークバックの初期段階で 左手を体の向きの変更でなく
左手独自の動きで 右に動かした瞬間に
 ゴルフクラブは 耳かきのお化けに 変身します。



左手の仕事は
体とクラブをリンクさせる事
動かすこと ではなく 動かさない事に神経を使うべきです。