関西方面のお客様よりお手紙を頂きました
    ご本人了解の上、掲載致します。

目標。
ゴルフをすることには目標とか、目的とか、やる人によっていろいろあると思う。
今日の18ホールもそうだけど、ゴルフをすることそのものにかかわる目標が僕にはあるんだ。僕の年齢は、1948年生まれ、61歳

70歳になった時、自分よりずっと若い人とプレーをする機会があるとしよう。
 僕の目標は、一緒にプレーした若者が、18ホール僕とプレーして今日は有意義な一日だった、また一緒にプレーしたい、と思ってもらうことなのだ。
マナーがいいとか、しっかり歩けるとか、気遣いができるとか、いろいろあるけど、ゴルフで自分をを表現したい、同伴者に新鮮な驚きを提供したい。それを僕は、<振らないで飛ばす>ことで実現しようと決めたのだ。加齢による体力の低下を、道具の力と理にかなったクラブさばきで、動きの力感と実際の飛距離のギャップを実現する、ひょいと動いて、ボールの所へ行ってみるとあの振りでなんでこんなに飛んでるの?あっ、これ何かにあたったんだ、きっと。次のホールでまたひょいっと動いて、えーこんなにいくのー。これが僕の目標。目標は語るものじゃなくて実現するものだから、時間をかけてやるつもり。70歳までまだ9年ある

さて本題。(というよりは 悲しくもおかしな誤解と試行錯誤の報告
振らないということは、何を振らないかというと、ヘッドを振らないこと
要はヘッドの動く量とスピードを少なくしてボールに加えるエネルギーを最大化すること
(特に遠心力は使いたくない。これを使うとすごく振ったように見えるから削除)
これはかなり難しい。なぜなら人間には、本能的に頭をもたげる欲があるから

まずバックスイングで欲を捨てる

(バックスイングというネーミングは誤解を生むから、ターンとテークアップ、どうですか、これならバックー背中とスイング−振るイメージを消せるよ)

僕はこれはわりと楽にできる(と思う)。
60こえると左ひじを伸ばした大きなトップは造れない(若い人は、もうこの時点で欲が口をあけて待っている)。右肩の横でクラブはほぼ垂直、後は慣性にまかせる。ここで注意。
バックスイングの終点に行くまでの経路。この経路設計は難易度が高い。経路がどうでも到達点が所定のところならば結果オーライかと思いきやどうもそうではないのだ。
経路を間違えると、その過程で、筋肉に余分な緊張とねじれが付着して、それが後の動きの邪魔をする。その上間違えるときは、だいたいクラブが右に傾くか、グリップが体から離れるか、体の幅からはみ出るか、どれかひとつかそれらを複合的に間違えるから、ボールに向かう際には、必然的にクラブが寝ることになる

人間の学習能力はすごいもので、来た道を帰ろうとするのだ。ハミングバードのHPでは、体のターンの量と、クラブを上に上げる量を同じにするとあるが、そのとうり動こうとすると、なぜかクラブが余分に横に動いて、体の幅からはみでてしまう。僕だけなのかなー。推測だけど、今まで長い間クラブを横に動かしていた生活習慣病の後遺症だと思う。
    …対策として、すごく極端に動かす、つまりまずクラブを自分の顔の前にまっすぐ上げながら右ひじを張り出す、体のターンよりクラブが立つことをものすごく優先させて、回転不足にはしばらく目をつむる。

まずこの厄介な生活習慣病を治さないと、次に進めない。
 これでボールを打つと大変。隣のおじさんよけたほうがいいよ、僕危ないから。
ヘッドがものすごく上から、ものすごくアウトサイドから降りてくる。この違和感にはなれたほうがいいようだ。今までずーっと横ビンタで振っていたのを真反対に変えるんだから。
どうにかあたるけど左ライナーか、ティーアップしているとほとんど上に飛んで前には行かない。恐怖心から空振りもあり。
    ここでスライドを入れる。
右の肩から左の股関節へ動かそうとすると、ヘッドを振りたくなる。なぜならグリップの向かう方向にボールがある!
 よって、右の肩から左の肩へ向けて真横に動かす。これなならボールを意識しなくてすむ。

しかしこれだとヘッドを縦に振らないんだから絶対にボールに届かないでしょう。言葉どうりに動かすとヘッドは頭の上前で右から左に動くだけでしょ。
     そこにボールはないよ!
胸の前でスライドさせれば、振らなくてもクラブと腕の自重で不可抗力的にボールにコンタクトするんだよ、といわれてもどーも釈然としない

そこでためしに、一度アドレスをしてから、そのまま直立してみた。そのときのグリップは腰の高さ。
 ヘッドの位置は、長さによって違うけどおおむね顔の高さ。
次に正しいと思われるトップを作って、そのまま直立してみた。そのときのグリップは肩の高さ、ヘッドは頭よりずっと上。ここで気が付いた。
…グリップは、腰から肩の高さまで約50センチ。思ったほどギャップはない。これならスライドして下に動かせる

問題はヘッドの動く量が、グリップの運動量に比べと何倍もあるように見えること。これがヘッドを縦に振らないとあたらないと思わせる本当の理由ではないか。

直立したまま、トップの位置からアドレスの位置にクラブを動かしてみる、ヘッドはできるだけ動かさない。何のことはない、クラブヘッドは顔より少し高いところまで降りているではないか!あとは不可抗力的にこの差が埋まればボールに届く。

この直立トップと、直立アドレスにターンとスライドという<運動>を付加すると、ヘッドがボールにコンタクトするに要する動きは、クラブを立てるときに使ったコックのわずかな深まりが、アドレス時の状態に戻ることと、クラブが持つトウダウンの動きで十分ではないか。これがヘッドを振らずに、ターンとスライドで打つことの意味ではないか。

なんと理屈っぽい、さっと挙げて、さっとおろせばいいじゃないか。
 本当に 夏休みの宿題みたいなレポート お願いして
   ゴメンナサイ、   有難うございました



 非常に参考になる内容で 僕の書くこと無くなっちゃいそう…


      でも また お願いしちゃうかも・・・