ゴルフをする、特に若い人には軟鉄鍛造アイアンが人気がある

軟鉄鍛造  なんだか良い響き…?

よく耳にする言葉だが 軟鉄鍛造は柔らかい は真っ赤な嘘である
例えば 同じメーカーで ハミングバードで使うアイアンを比べてみよう。
ステンレスモデルは SUS303という素材を使っている
鉄にクロームやニッケルを加えた合金である、俗称は18−8と呼ぶ。
軟鉄鍛造は S25C という素材で炭素の含有量が0.25%位の炭素鋼、合金である。

ステンレスの特徴は強度に優れ、薄く作ることが出来るので SUS303では無理だが630クラスになれば フェアウェイウッドの素材にも使える。 要するに その素材の利点を生かし 奥行きを作ったり 大型化することが可能だ。 また製造側にすれば鋳型を使って作るので 製品誤差のないものが大量に作れる。

軟鉄の利点はひとつひとつ手作りであるということ。 つまりワンオフで作ることが出来ることだ。 自分の好きな形状、重さ、角度を一からオーダーして作ることができることで 軟鉄の素材を利用した「性能上の利点はステンレスには勝てない」

軟鉄の方が打感が柔らかい のは軟鉄鍛造は弱い素材を使うので厚い板形状のアイアンになるが ステンレスは薄い肉厚でボックス型になる。当然音は軟鉄は低くなり、ステンレスは甲高くなってしまう。

弱い軟鉄は7ミリの厚みのフェースで 強いステンレスは4ミリ以下も沢山ある。基本の強度は同じ、形状が作る音の違いと言って良い。

自分でライ・ロフトをいじれば分かるが SUS303の方がS25Cより 格段に柔らかい、簡単に変更出来る。

 工芸品 としては軟鉄鍛造は素晴らしい
特に 共栄ゴルフ の軟鉄鍛造は 仕上がり 下地 均一性 形状 すべてにおいてアイアンのパイロットモデルである。

そうだ 今日は自分の誕生日 共栄のアイアン 自分にも創ろう
 ステンレスの最大の欠点は融通が利かない事だ。

同じものを大量に作るのには適しているが 5g重いバージョンやネック形状のみを変更することが出来ない。

また 重心が深く 低く出来る為 総じてロフトが立っている。アマチュアにとって26度以下のアイアンは限りなくバックの飾りになってしまう。 ストロングロフト自体は反対しないが 使用頻度が高く、重要な40度以下のクラブ構成が苦しくなってしまう。

 ここも悩みの種だが アイアンはウッドやパター、ウエッヂに比べると 買い替え頻度がきわめて低い。21世紀になってからアイアンにはヒットモデルが存在しない。  が故に ステンレスモデルは簡単なモデルが軽量化が加速し、軟鉄モデルは重心の短いプロモデル化が加速している。 また軟鉄を使う人、しかもオーダーメイドで作る人の%はスチールを装着するので 今ではグラファイト用の重量のヘッドが各メーカーともにカタログから無くなってしまっている。