今回は儚きレッスンプロのお話。

 昔、あるところに研修生がおった。
研修生とはゴルフ場に勤める25歳未満の若者を指す。 25歳を過ぎると通常練習生と呼ぶ。 研修生は来る日も来る日も、ゴルフ場の荷物持ちやら 草むしりやら雑用係をしておった。暇な時間に球を打てることと食べることにお金が掛からないことを除いても、かなり法外な安さで働いておったそうな。 特に誰からも教わらず、いや教えて貰えず たまの良いことと言えばお下がりのクラブを貰えること。

同じ研修生の中には大学や高校ゴルフ部の出身の名ばかりの研修生がおり、自分には研修会のチャンスも回ってこない。 たまに研修会にでても、スコアのレベルは学生上がりには勝てんから すぐにタイムリミットの25歳は来てしまう。

親にも口説かれ 研修生を引退(卒業)し レッスンプロの免状をとったが いまや練習場も減っているご時世、レッスンプロも飽和状態。 殆どの練習場には元トーナメントプロがいる始末だから 自分にはお鉢は回ってこん。 また、誰を支持しているかで自分の知名度も変わってくるから あっちのプロ、こっちのプロに教わりに行くことに余念がない。

あぁ〜、おらも「何とかスウィング」とか口当たりのいい語呂でも考えて、本やビデオだしてみてぇなぁ。 スウィングのこともクラブのこともよくわかんねぇけど、球打つことなら素人には負けねぇから、今のところは何とかなるけど…。 早く先輩が言ってたみてぇな「若いツバメ」になりてぇなぁ。  ところで「若いツバメ」ってナンダぁ〜