店長「実際に ボールを『転がして』みると分かるんですが、
 直線的にクラブを移動させる方は
 その移動の速度が距離感です。
〇ハンドターン18s
 一方、グリップ軸にクラブを回転させる方は
 どうしても インパクト、直前直後に
 ヘッドを回転させる為…なのか 変な加速が追加される
 フェースが開いているから 本能的に反応しちゃうのかも
 知れませんけれど。。。
 ですので そこまで動かしてきた速度と
 最後に変な加速が入るので
 運動のスピード感が一定し難い
 距離感とヘッドスピードの一致が難しい と感じるんですね。」

質問「確かに…。 やってみると分かります。」

店長「そして なんと言っても
 手前をダフる、歯に当たる と言うミスの頻度が高い、
 まあ 弧が下に膨らむコトになる のですから
 仕方ないと言えば仕方ないんですけど、
 ソレが故に その追加加速が強くなり易い。
 地面の上 という2次元上で
 下に膨らむ3次元を処理するとなると
 実は 複雑な工程があるんだと思います。」

質問「言われてみると そうですねー。」

店長「それが ほどほど高さを取るアプローチだとしても
 基本は 全番手、パターのストロークと似た感じ
 打ち出すボールの速度と運動量なり、ヘッドスピードなりを
 一致させるコトが 距離感の刷り込み だと思うんです。

 ですので 管理しきれない インパクト加速があり
 それには ミスの可能性も含まれる、
 そういう クラブさばきは避けるべき、
 運動神経というか、運動性能に自信のある年齢の時はいいですけど
 やっぱり 歳を取ってくるとソコ、難しいと思うんです。」

質問「ミスの可能性が高く、距離感も掴みにくい
 良いトコロはないんですね・・・。


 で、ヘッドを振っていないけど 飛ぶんですか❓

店長「気持ちは分かります。
 インパクト直前で ブンっとヘッドを振った方が、
 ヘッドの加速をリリースした方が 『飛ぶ気』はしますよね。
(インパクト以降、フォロー、フィニッシュ - frame at 0m9s
 動画のショットを見比べて
 出球、ボールの飛び出し方が異なりますよね。」

質問「ですねー。」

店長「クラブを、ヘッドを回転させる方は
 ポコンと上に飛び出す感じ ですが、
 クラブを引き摺る方は 前に飛び出す感じ になりますよね。」

質問「はい。」

店長「これが こすっているか、つかまっているか、
 の違いになります。 結構、重要なポイント
 です。
(実験)振り子式アプローチVSごく普通のアプローチ_Moment(実験)振り子式アプローチVSごく普通のアプローチ_Moment(2)











 ヘッドスピードには大きな違いはありませんが、
 回転させる方は どうしても緩い角度で入って来て
 進入時のロフトは多め
になります。
 球体のボールがフェース上部に逃げる感じになります。
 それに比べると クラブを引き摺る方は
 同じクラブなんですけど 締まった(少ない)ロフト で
 やや上目から入って来ます
ので
 球体の逃げ場が少ないので 前に逃げる
 ヘッドスピードに違いが無いのなら
 飛距離、出せる距離の差は明白なんじゃないですかね。

 『振った』気分は兎も角、
 ヘッドを振る方が 5msも速く振れるのなら…
 ですけれど。

 で、アプローチに関して言えば
 ヘッドを振る、クラブを振るスイングの方が
 同じ距離を打つんでも、大きなスイング、速いスイングが
 必要になる、というコトになります。
 それも ミスの確率を上げちゃう
 んじゃないですかね。」

質問「アプローチが上手く成らないトコロは
 そういうコトなんですね。」


店長「そう言う可能性は否めないですね。」