傍から見える スイングの円弧は
『クラブを持った 自分が向きを変えるから』描かれます。
     クラブを手で動かして 円を描くのはいろいろと良くないですよ…。

と、ここまでは理屈上、多くの人が理解するコトが出来ますが、
ここから の誤解?と言えば良いのか、
 重さの扱い方、重さの扱い方を無視してしまう、
 勝手な解釈が
 長年ゴルフスイングを悩ませる元になります。
(グリップの移動 〜先端は振りません_Moment(グリップの移動 〜先端は振りません_Moment(4)(グリップの移動 〜先端は振りません_Moment(3)




確かに からだの向き通り
 トップの位置の右向きから〜打ち終わる左向きまで
 からだの向きは 180度前後ターン します。

その180度の体のターン 👉 クラブのターンにおいては
 重さの無い、先端に重さのない棒を振った場合 です。
しかし、実際には 想像以上の重さが加わるの です。

重さ、それに長さ、そして運動(速度)が加わるのと
 その重さは 重さ×長さ×速度の二乗 分 増します。
ですので 最終的には
 移動距離は グリップの移動分とイコールに近いですが、
 ターンの角度としては からだの向き180度前後に対し、
 クラブ/シャフトは 90〜120度程度しか角度を変えられません
。 
(インパクト以降、フォロー、フィニッシュ_Moment
それが スイングで言われる インサイドアウト に繋がるのです。

変なモノで クラブ、シャフト、ヘッドを振らないコトが
 からだの向きを変え、自然な重さに任せておけば
 インサイドアウト になっていくのです。
クラブを振って出来る軌道の答えがクラブを振らないコト…
🔴まるで クイズの引っかけ問題のような感じです

からだの回転が180度 👉だから クラブも180度ターンする、
 となると 本来、重さで 120/180位しか 動けない筈の
 クラブ、シャフト、ヘッド部を 60~90度 手で動かさなければならず
 それをするには からだを止めなくてはなりません。
【ボディ・リリース VS ハンド・リリース_Moment(4)

実際には インサイドアウトでも、アウトサイドイン、でも
 体に負担なく、繰り返しできれば問題ないのですが、
 スイング軌道の原動力は からだの向き です。
にもかかわらず スイング軌道を補正、修正する際、
 多くの人は からだを止め、手さばき でそれを行います
練習場で ダウンスイングの途中、丁度、半分位の位置で
 からだを止め、手で軌道をなぞっている人を多く見かける
 と思いますが、その補正や修正は 
✋率先的に手でクラブを動かす練習
✋からだの回転からクラブの動きを切り離す練習
です。


🔴軌道を補正、修正する意図は多くは
 ➀スライスを減らす、無くす のと
 ➁安定して似たような球を打つコト の2つでしょう。
【ゴルフスイング】遠心力とリリースの勘違い_Moment

➀スライスは 右に曲がるから困っている のではなく
 それに伴って 距離が出ない、打撃力が
 スピンや高さに化けてしまうから修正したい訳で、
 それであれば 問題はロフト です。
 距離さえ満足であれば 多少、右に曲がっても気にしない筈 です。
➁安定度を増す には 軌道もそうですが、
 ヘッド姿勢、自分の姿勢 の激しい変化を無くすコト、
 繰り返せるようにするには 緩やかな変化にするコト で
 それには 手先でクラブを動かさないコト なのですから
 やりたいコト と やろうとしているコト が噛み合っていません。