まずは動画をご覧ください

何も言わなければ ごく普通の素振り に見えます、よね。
練習場にいても 特に気にも留めない、ゴルファーの一人でしょう。

コレ かなり意識的に手で振っています
先にからだを廻し、からだが止まるトコロで
その反動で 腕を振る、というか
クラブの、ヘッドの重さで振っている感じ です。
 もしくは クラブを振る、クラブを回転させる
 それを行うための空間を確保する為、先に体を動かし
 空間が確保できる プラス ボールにヘッドが当たるトコロで
 ヘッドの重さでクラブを振る と言う感じでしょうか…。
カラダの向きに対し
スナップショット 1 (2017-01-21 11-26) 右(右打ち)に
クラブがずれますので
当然、ロフトは開いて入って来ます。
基本、スライスです。
アウトから振ると周りの人に叱られるので
 より開いた(寝かした)インから振る
 のが「良いスイング」だと教わりました。
そのままでは ハイ-スライス になるので
フェースローテーションは必須項目です。


動画の中にも 差し込み ましたが、
カラダの回転で直にクラブを動かしていると
かなり異なる、早めのタイミングにインパクトが来ます。




この「振り方」「打ち方」に行き着くパターン には
ふたつの要因があると思われます。

➀ヘッドスピード信仰に取りつかれてしまっている
🔴繰り返せるインパクト
🔴望ましいインパクトのロフトなどヘッド姿勢
それらを思いっきり無視し、
まずは ヘッドスピードにばかり目が行ってしまう
良い当たり、安定したショット は とりあえず
後から修正する と言うパターンです。

✋ヘッドスピードを上げよう と言うトライ自体は
 決して悪いコト ではありませんが、
 車の運転と同じく、安全運転など無視し、
 まずはスピードだけ上げる は危険ですよね。
 慣れや総体的な運転技術が馴染み、スピードにも慣れ
 徐々に高速運転も出来るようになるモノ だと思います。

男子プロの世界は なんだか マッチョなゴルフになっているので
そういう練習器具など 結構、目につきますが、
スピードが上がっても それに伴って
 よりロフトが開いたりすれば 距離につながりませんし、
この「振り方」「打ち方」でスピードにトライするのは
 かなりからだの負担が大きい、です。

【注意】簡易計測機によるミート率は ロフト率
 スピードを上げるとミート率の数値が下がるのは
 ミート率が落ちているのではなく ロフトが増えてしまっている、
 スピードを上げるとロフトが増える振り方 と言うコトです。



スイングは円を描くから4232-30-1
 その円をヘッドの重さの遠心力によって描く
という 正しくない発想が根底にあるような気がします。
スイングが円を描くのは
 クラブ自体を持った 自分が動くからであって
 自分を土台にして ヘッドの重さで腕を振る、
 クラブを振るモノではありません

✊ヘッドスピードもからだの回転で作るモノ です



➁地面にあるボールをフェースでどう拾うのか
 (どうやってボールをつかまえるのか)を間違って覚えている

✋ヘッドスピードよりもコチラが先の場合も多々あるでしょう。
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🔴フェースを円の中に向けて振る
🔴ボールを円の中に打ち出す
🔴ボールの底を打つ


これ等のイメージ と ヘッドの遠心力でクラブを振る
が合体していくのが 「アマショット」の代表例 です。
ロフトを増やし、クラブを丸く使って 🥎丸いモノを打てば
当然、打撃力は より多くの回転に化けますし、
フェースを開く と ロフトを増やす は近似値なモノ ですので
高い球、多めのスピン、スライス になるのは当然の帰結。

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地面にあるボールをフェースで拾うのは
円の外に向けたフェース、ロフト を維持し、
 カラダの向きの変更の円 で拾うのです。