【質問頂きました】
Q:パターでは、体の向き転換だけで打つのか?
 グリップも動かすのか?


A:パッティングの方向は
アドレス〜スタンスの向きでほぼ決まります。
ヘッドを振る人のスイングのように
動作を始めてから インパクト…ショットによって
方向を決めることは(ミスを除き)一切ありません。

…というコトになると
パッティングストロークの重きを置くところは
やはり「距離感」というコトになりますよね。
ショットでも同じですが、距離感にとって
とても大切なのが、概ね "いつも" 同じロフト で
打てるか、どうか にかかっています。

パターのロフト角度はどれもが 4度前後 となっています。
ですので 2〜3度ロフトが増えてしまう…減ってしまう…
というのは 40度の9番アイアンを打つよりも
遥かに 距離に影響を与えます。

パターのインパクトロフトを目で見るコトも
体感することも 簡単ではありませんが、
その目安になるのが シャフトの角度です。



質問にもありますが、
からだ…をまわす・・・ とは
正確には 「からだの向きを変えるコト」 です。
スイングでもパッティングストロークでも
前傾姿勢はありますが、基本、からだの向きを変える というコトは
右を向く、左を向く という横方向の動き です。
スナップショット 1 (2013-02-13 14-14)







このように 腕と胸で作る三角形を維持し、
肩を揺さぶる 「振り子のストローク」を多く見かけますが、
このシャフトの振れ幅、振れ角度 であると
ロフトの変化が激しく 距離感が掴みにくい ですし、
この動きによって、ヘッドが 縦に弧を描きますので
ヘッドの上下変化が激しく、ボールの当たる箇所 も
縦方向〜上下方向にズレが発生し易くなります。

加えて、この肩の揺さぶるストローク…では
本当の からだ は固定した状態で
 文字通り 肩を揺さぶります。
この肩の揺さぶりは 上下 の動き・・・
本来のからだの回転 とは 90度方向の違う 縦動作 です。
アプローチなども含め、ショットは
 出来るだけ…理想的には からだの向きの変更で行いたい、
と願うのならば からだと肩、からだと腕が分離してしまう
非常に悪影響の大きい
  この 肩のストロークは するべきではないと思います。

また、肩を上下に動かしている とは言っても
肩の可動域が限られている為、
左肩が高くなる は イコール からだが左を向く
 につながります。
左を向く〜からだが開くコト が無自覚に行われてしまいます。 
 ひっかけ の隠れた原因になるでしょう。

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お薦めするのは ハミングバードで言うところの「刷毛塗」のストロークで
ガラスや鏡に映る自分の姿を見ながら
肩が上下に動かないよう・・・
そして、ストローク中、出来るだけ シャフトの角度が変化しないよう…
にしてみて下さい。

「刷毛塗のストローク」では
肩の関節に対し、腕を振るコトになります。
大きな力を作るのが得意な背中で微妙な距離感を出す
ショルダーストローク に対し、
利き腕の伸ばしで距離感を作れる
刷毛塗ストロークの方が 楽だと思いますけどね…。



動き…としては インドネシア辺りの踊り に近いかも しれません。

◌ポイントは
 右ひじが伸びていく と
 茲亮蠎鵑手のひら側に折れていく、
 アドレス〜トップ時 は 手の甲側に折れた左手が
 インパクト〜フォロー側では 手のひら側に…。
 重さと言うヘッドを残す動きです。
 自分の動作分 だけ 重さ分を差し引いて、ヘッドが動く 
 というコトになりますが、
 一方、肩のストロークの場合、
 先端にあるヘッドを動かすコトがメインですので、
 その振り子の動きが ストロークテンポを作ってしまいます。
 テークアウェイが大きい! または、小さい!
 リズム〜テンポが速い! または 遅い!
 と分かっても ヘッドの重さにテンポも
 ストロークの大きさ も司られてしまいますので
 動作が始まると修正が効きません。
 (これは意外に大きい問題です)

パッティングストロークをする為に
アドレスの前傾は出来るだけ 浅め に。
両腕を延ばした状態ではありませんが、
 曲げたー!と言うほど 曲げず
かるく 肘が曲がった緩やかな姿勢がお薦めです。
深く取ると 腰を痛める原因にもなりますし、
 腕が動かし難くなり、
 現場で緊張感が増す 可能性があります。
ご指摘の通り グリップを動かすコト が主 になり、
ヘッドへの意識 は 殆ど無い と考えて下さい。
◌極力、両肩のラインが変わらない
◌トップの位置から 極力 シャフト角度が変わらない

こうすると ヘッドの高さ変化が緩やかに、少なくなりますので
ロフト変化だけでなく、当たりによるミスも減らせられます。

方向においても ゴルフクラブは ライ角度とロフト角度の複合体 立体です。 リーディングエッジは真っすぐ だったとしても ロフトが上を向く(ロフトが増える)と  立体としてのフェースはかなり左を向きますので スタンスの向き通りに ボールを打ちたい のなら パターヘッドを真っ直ぐ動かすコト よりも ロフト変化を減らすコト の方が圧倒的に有効です。  ショットにおいても、パッティングストロークにおいても ロフトの変化だけでなく、大きなミスにつながるのは からだの姿勢 肩の上下関係です。