無理して からだを回す 
 というのは 我々の年齢には危ない です。


今までの通りの 回し具合 なのに
 なぜか ヘッドスピードが上がっちゃう
(上げる、頑張る じゃなくて 上がっちゃう のです)
を狙ってしまいましょう。
 ✋技術的には決して難しくありません。


からだの回転で ボールを打つ感覚は
今まで 手の返し で打っていた人にとっては
「届かない」
「当たらない」
「つかまらない」
「飛ばなそう」
「打った・振った実感が湧かない」

これらの感覚と過去の記憶 が一番の障害です。

達人のココから盗め_Moment(5)


無意識で上がってしまう回転力、回転速度 にとって
具体的に障害になるのは 「その運動によって増える重さ」 です。

今まで 上げて降ろす、上げて下に振る というのは
無駄にクラブの長さが増え クラブだけでなく、腕の重さも倍増します。
ヘッドの通る道のりも増えるが故に
 回転の流れ(時間進行)から離脱することになります。

不用意な遠心力が増せば、打ち手の反応としては
求心力、その重さを引き寄せる動き になります。
ボールを打つためには
 求心力はその遠心力の立体的な魔反対に働かせますので
からだの伸び上がりとか、開きは
 その遠心力の表れ・・・でもあります。


テークバックにおいて
◯グリップを上げる
◯右腕(右ひじ)を曲げ、クラブを上げる ではなく

回転するために クラブや腕を格納する と考える方が良いでしょう。
クラブや腕を長く使えば 円弧が大きくなる と考える向きがありますが、
その円弧を作る元 になる 回転の阻害要素 になるのでは
それも本末転倒です。

ドライバーをウエッヂの長さのように使え と言う意味ではありませんが、
そのクラブを構えた時、アドレス時、
これが そのクラブの最大の長さ、自分からの遠さ だとお考え下さい。
そのクラブヘッドの自分からの遠さには
腕の長さも当然、含まれます。

嫌でも遠心力、外に膨らむ力が加わってしまうのですから
その遠心力が加わった時に その最大の長さで済むような
そんな腕とクラブの長さの作り方 が 良いと思います。

達人のココから盗め_Moment


 そのためには 降ろすためのテークバック
下に振るためのテークバックでは無く
✊回転するためのテークバック
✊回転の為に 腕やクラブの長さを格納するためのテークバック

と考えると良いと思います。