多くの人、協会も
子供にゴルフをさせる、
小さい頃からゴルフをさせる 方が
ゴルフ界全体の、プロゴルフのレベルも 底上げされる…
と思っていますが、正直、私はそうは思いません。


不可能な話ですが
日本のゴルフのレベル、特にプロのレベルの底上げ
をしたいのであれば、 今の現状であるのなら
10歳以下はゴルフ禁止 にした方が
20年位はかかりますが、
 ゴルフ界全体のレベルは上がると思います。

(もしくは競技をしない…それも無理か…)

確かに 微妙なタッチなどは
小さいころから培ってきた方が良い…かも知れませんが、
それも何とも言えないです。


10歳 小学校5年生の
平均身長、は男女ともに 135~138cm  (148cm米国)
平均体重 は男女ともに  35kg 程度  (48訴胴顱砲任后
  ちなみに  男女ともに握力⓰舛任后帖

 「日本」で小さい子供がゴルフをする場合、
娯楽や趣味でするケースよりも 競技としてするケースの方が多いでしょう。


down_swing



45インチのドライバーのヘッドの大きさ迄含めると 120センチ前後ありますから
そのまま 小学校5年生が使うとすると 自分の鼻位まであります。
平均的な成人男性で 鼻まで届くドライバーとなると 50インチ以上 です。
逆に、平均的な成人男性の45インチはみぞおちから胸下位までですから
小学生がその程度 となると 40インチ未満 おそらく 38インチ(97cm) ですね

ドライバーが ロフト9度や10度、11度なのは 45インチで使うからです。
3番ウッド 15度前後としても 43インチ、
4番ウッドというモノが消滅してしまいましたから、
 昔で言う5番ウッド、現在の7番ウッドは 21度前後 で
 長さは 42インチ前後です。

この長さ、そしてロフトの関係は
長さの変化による ヘッドスピードの向上 がそのまま 距離になるのではなく
長さの変化によって 使えるロフトが変わるコトが一番の鍵 です。

21度のロフトを45インチで使えば
 距離は スピンが増えたり、高く上がったり して減ってしまいます。
逆に 10度のロフトを 42インチで使えば
 ボールが上がり切らず 距離は落ちてしまいます。

では 小学校5年生が 適正な長さ 38~40インチで使った場合、
 いったい どのロフトが適切でしょうか?
✋適切なロフトは 25度とか 30度になると考えられます。
探せばそう言う商品も見つけられ、オリジナルで作るコトも可能ですが
小学校5年生にゴルフをやらせる親御さん、
競技を念頭にゴルフをやらせる親御さんが そうするでしょうか?

おそらく 大人用のやや多めのロフト 12度程度 を
 適当、本当に適当に切った長さにして与えていると思います。
✋ゴルフクラブの販売不振、コストカット故に
 現在では 女性オリジナル、シニアオリジナルのロフトは姿を消し
 昔では 15〜⓱度くらいまで存在していたものが
 最大12度になっている現状もあります。

クラブは短くなれば 入射角度がきつく成ります。
入射角度がきつく成れば ボールは上がり難くなり、
小学校5年生の力では ボールを上げきれません。
IMG_0339
また、ゴルフクラブはそのロフトに対しての適正な入射角度を作る、
その為、ロフトに応じて 長さをかえる、
その為に 長さに応じて ヘッドの重さを増やして
打撃のエネルギーを作り出す とともに
全番手を同じような感じで振れるように工夫しています。

ですので
 45インチのドライバーは190g(一般的な市販品規格)
 43インチの3番ウッドは205g
 42インチの7番ウッドは215g のように推移していくのです。
短くなっても 打撃の破壊力を確保する
同じ硬さのシャフトを付けた時、同じような硬さ感になるには
長さに応じた ヘッドの重量の変化が必要です。

ですので 40インチであれば 適正なヘッド重量は225g、
38インチであれば235g です。

そんなヘッド重量使っているでしょうか?

IMG_0340


では 190gのドライバーを 40インチで使ったら
   どんな感じになると思いますか?

✋軽くて振り易い・・・ですか…30g以上軽いですけど
✋飛びそう・・・ですか…30g軽くて絶壁ロフトですけど

その上で ロフト。。。。
ボールの高さを確保する問題が絡んでくるのです。


大人がそのまま 縮小コピーして 身長を低くした場合より
 体重の軽い 彼らは力がありません。
女性を見れば 分かると思いますが、
みなさん 高さが出せず 苦労していますよね。
その女性よりも 小学校5年生は体重も含め 遥かに非力です。

その子に まるで ヘッドの重さも感じない、ヘッドの付いていない様な
シャフトのしなりもあったもんじゃない 異様にただの長い棒・・・
成人男性にとって 2度や5度に匹敵するようなロフトのクラブで
 打て! 飛ばせ! 上手くなれ! って
  それって拷問じゃないですか?

ヘッド重量も増やさず
 45インチの 11度のロフトを 5インチぶった切って
 ヘッド重量30gも少ないシャフトの硬さ で
 親御さんに気に入られるため 一生懸命練習したら
 どんなスイングになるか 想像つきませんか?


じゃあ 長さを切らず そのまま・・・
となっても 135センチの身長の子が44インチ以上を打つのは
私たちが 50インチを打つのと変わらないのです。
ものすごくフラットに振る事になりますから
本来のその長さで振る入射角度よりもフラットな入射角度で覚える。
ヘッドスピードがあれば 緩い入射角度は高さを生めますか、
小学校5年生のヘッドスピード、かなり無理をしても
ボールを上げきれない可能性が高いですから
あの手、この手、地面を蹴って 上に伸び上がるとか
もう 曲芸…50インチ以上の長さのクラブを打つ訳ですからね


正しいロフトの使い方20170920_matsuyama-650x435
正しい長さの使い方
正しいシャフトの使い方
ヘッド重量を利用した正しい破壊力の作り方
 覚えられると思います?
無理ですよね。


しならない、ヘッドの感じない 長い棒を
速く振るため、目いっぱい体をしならせ、ねじって
無理やり 高さの取れるスイングになりますよね…。


シャフトをしならせて ロフトを増やして
思いっきり 上を向いて、
からだの限界まで捩じって、ゴムのようにその反動でねじり戻す
このスイングになるのは必然


で・・・ 悲劇はこの先にあるのです。
そのスイングでゴルフを覚えた子が
スコアで苦しむのは アプローチです。

ロフトを寝かして 欲しい距離を出すのには スピードが必要です。
また からだの限界まで捩じった その反動で打つスイングにとって
中途半端な距離を打つのが易しくない・・・・
それでも スコアを出さないと 親御さんが喜ばない となると
気が狂ったように アプローチの練習をするコトになります。
練習をたくさんすることは決して悪いコト ではないですが、
ある年齢になると その無理した体の使い方
それでも練習は欠かせない…。 
特に負担の大きいアプローチ/パター練習は必須。。。
  かなり早い段階、年齢で 勤続疲労がやってきます。
プロになる頃にはボロボロになっています。

そしてアプローチは まず間違いなく 世界では通用しません。
また その距離感は 25歳位を境に狂い始めます。


今のゴルフスイング論の主流。。。
✊50インチの長さのドライバーでゴルフを覚える…
✊ヘッドの重さ、シャフトの柔らかさなど 皆無なゴルフクラブで覚える…
✊ロフト3度のドライバーでゴルフを覚える…

上がり難く、飛びにくく、ゴルフクラブのヘッドやシャフトの機能など
感覚的に『存在しない』に等しいゴルフクラブで覚えた
そういう スイング論が主流なのも 殆どがこういう背景 なのです。