ドライバーヘッドの話になってしまいますが、
フェースローテーションでボールを打つゴルファー
特に 身体能力、ヘッドスピードが平均的、それ以下のゴルファーには
重心深度が深く・重心距離がそこそこ長めの
ドライバーヘッドが好まれます。


『あれ?……あれ?( ゚Д゚)』 と思いますよね。

スナップショット 2 (2016-07-03 0-22)

ヘッドの形状で言うと 厚み(ヘッドの高さ)のあるディープタイプ ではなく
ヘッドが薄い 見た目の大きい シャロータイプ のヘッドです。
 ……いま どこのメーカーもそのタイプばっかり でしょ?!

タイプ的には 本来、結果の出にくいタイプのヘッド です。

シャロータイプ のヘッドの方が
フェースローテーションタイプのゴルファーには
ヘッドターンもし辛く、ヘッドも開きやすいので
結果は出にくくなる筈です。


ところが 重心が深く、長いモノの方が52442_360240
アドレスからテークバック 右方向への動きが
とてもし易いので 振り易い と感じるのです。
 まあ より開きやすく、より手で上げやすい と言う意味ですけどね。

ダウンスイングはその反対になるのですが、
一般的な大手メーカーは そこを
ヘッド重量を軽量化、シャフトを硬くして
左方向への動かしにくさ、ヘッドターンにし難さ 
 を打ち消している のです。

とは言っても 重心深度の深いモノ、長いモノは
より開いた状況、よりシャフトの寝た状況から
スタートすることもあって より強い、より激しい
フェースターンが必要になります。

軽いヘッド、硬いシャフトですから
より速く、より強く振らないと飛びません。

より強い より激しい フェースターンを
シャロータイプのヘッドで行うと
より激しい体の開き、より激しい煽り振り(アッパー) になりますから
ドライバーを上手く打てるようになると
地面からボールを打つショットの
 上手く打てる率は反比例して下がります。
特に フェアウェイウッド、アプローチ、
そしてバンカーショットを苦手とする可能性が上がるでしょう。


そういう打撃はほぼ例外なく フォローの出ない
肘が抜けるような シャフトを地面と平行に振るような
そんなスイングになっていきます。
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気持ちはわかるのですが、目の前の結果ばかりに捉われると
意識してなくても 徐々にクラブによってスイングを作られてしまう
のですから クラブ選びにはとても注意が必要なのです。