記事にも書いてきた通り
フェースローテーションで打撃するのには
✋ショットの不安定さ
✋継続性の不安定さ とともに
✋肘や首、腰などへの多大な負担
✋打ち手の運動性能や身体能力依存、
✋欠かせない練習頻度
✋必須な体も含めたスイングのメンテナンス
 など
多岐にわたり 重大な欠点がありますが
もう一つ 大きな欠点を持っています。


ゴルフクラブに関して、です。

ゴルフクラブの基礎性能は
からだの回転で打つ コトが基盤になっています。
df713d9f-s

からだの回転で打つと
右向き → 正面 と言う過程でボールを打つので
その時間帯は 左サイドの低い〜進行方向の低い時間帯です。
つまり それがクラブの長いドライバーであっても
ボールを上から打つ・インサイド₍右向きから入る)から打つ
というのが基礎になって
クラブヘッドの性能は考えられています。

20161215Trim(2)(2)(2)_Moment(2)
しかし フェースローテーションでボールを打つと
ボールを上から打つことも
ボールを正規な意味でのインサイドから打つことも
ほぼ 絶対に不可能なのです。



―顛歓偲
ドライバーやウッド、アイアンなどの
重心位置 その重心位置の深さ →重心深度は深くなるほど
インパクト付近で ヘッドが前に出やすく
それによって 入射角度が緩くなり易く、ロフトが付き易い
と考えられています。

ところが これをフェースローテーションで打つとなると813ca594-s
スイング軌道は しゃくり、煽り、上がり軌道で
インパクトに入ってくる可能性が非常に高く
その重心深度の深さは それをより助長してしまうので
しゃくり、煽り、上がり軌道が強くなってしまいます。

重心深度の深さ、元々の煽り軌道の度合いにもよりますが、
それが悪い意味でかみ合ってしまうと
トップやダフリ、チョロにもなり易く
重心深度に応じて ボールの置き位置も探らなくてはならなくなります。
フェアウェイウッドが上手くいかない 最大の原因とも言えます。

また ドライバーに関しても
ティーアップという空中にあるボールを打つドライバーは
自然な形での緩やかなアッパーは許容の範囲ですが
それが強すぎると 平均的なヘッドスピードのゴルファーにとっては
上がるだけの 力のない 飛ばない弾道になってしまいます。



慣性モーメント
慣性モーメントの高いクラブヘッドは
エネルギーロスの少なさ、挙動の安定 が良くなります。
ところが フェースローテーション というのは
短時間の中で素早く ヘッドを回転させる行為 ですので
当然 その行為もし辛くなります。
rad-04-driver

ドライバーだけに限りませんが、
慣性モーメントの大きなクラブほど 俗に言う芯の広い
スウィートスポットの大きなクラブ になり
ミスへの寛容性が高い、距離や方向がぶれにくいクラブに
なる筈なのですが、慣性モーメントが高いがゆえに
打撃の要である フェースローテーションがし難い クラブに
なってしまうのです。


重心距離
これも 慣性モーメントと同じではありますが、
カタログ表記 などのお陰で 一般的なゴルファーの認識に
誤りを生んでいます。

重心距離が長くなると ヘッドが回転し難い、開きやすい
というのは全部が全部、嘘ではありませんが、
重心距離の長いモノの方が
シャフトのトゥダウン量が大きくなり易く、ライ角度がフラットになり易い
といのが右に出やすい 正しい基礎知識 です。

また ヘッドの回転 問題のフェースローテーションに関してですが
重心距離が長いからし辛い のではなく
重心距離の長いモノの方が 実質的なヘッド重量が重い から
 ヘッドの回転をさせ辛くなる のです。
IMG_0866

まあ、フェースローテーションをするゴルファーは
例外なく テークアウェイを手だけで上げるので
重心距離の長いモノの方が より大きく開きやすいのも確かですが、
開くことによって より一層クラブが重くなり易く
それによって 右サイドが下がり、左サイドが上がり
からだが開くこと、重くなることによって 必然としてリキミを生みやすく
それらが 複合して スライスや右への打ち出しを増やす のです。



✊これらを総合すると
 フェースローテーションを打撃の要とするゴルファーにはsim
 〇重心深度の浅め
 〇慣性モーメントの低め
 〇重心距離短め

 という 前世代的な
 ドライバーで言うと 大きさは450ccあっても
 その性能としては 350ccの体積のドライバーヘッド
 というコトになってしまうのです。


ゴルフクラブの性能の進化は
やはり商品であるが故に ニーズに応じます。
つまり ヘッドローテーションが主流になるゴルフの中では
ドライバーを含めたほとんどヘッドの進化は
逆に退化への道、進化を滞らせるコト になってしまうのです。
その兆候はこの5年ではっきりと出ています。

悲しいかな 大手メーカーであっても
営業として仕方ないのか、意図的なのか、
はたまた プロとしての知識が足らないのか
そこは判別できませんが
カタログ等で書いてある 各ヘッドなどの説明は
骨折した人に 盲腸の患者さんへの処方箋を押し付けている ようなもので
まったく意味をなしていないのです。  既に滑稽を通り越した状態です。