どこ位の「シャフトの硬さ」から というのは人によって異なるかも知れませんが、
一般的なゴルフクラブの「シャフトの硬さ」であれば
シャフトは ヘッドとグリップをつなぐ単なる長い棒 です。
   ・・・人間は長い棒を持つと何かの理由で振り回したく なるのかも しれません。

アイアンシャフト(5番)で比べてみると
✋弊社の 悶絶アイアン(グラファイト)であれば 38インチ 160cpm
✋軽量スチールシャフト/スイング破壊兵器 であれば 38インチ 280cpm

となると その数値が 270cpmであっても、300cpmであっても
しなりのない長い単なる棒状の物体 に違いはないでしょう。
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ゴルフスイングという動作の中では
長い 特に何も機能のない ヘッドとグリップのつなぎ手である 長い棒
となると どちらかというと 邪魔な存在になり易いでしょう。
長い棒であると しならせたくなる…のかもしれませんが
しならせる というのは 全長を長くしたり、短くしたり ということでもあり
ゴルフクラブの場合、角度 というのがありますから
 上下のロフトや左右を司るライ、左右上下の向きそのものも
その しならせる〜しなる戻す という中では 不安定というか、不確定要素
にしてしまいます。

しならせる というのは スイング動作においては
ロフトを開き、フェースを開くことにつながります。
そのまま打てば 飛びません、上がります、スライス という
ゴルフでは最も嫌われる球になってしまうので
閉じなければならない というのはパックで必要です。

本来のシャフトの意味合いは
クラブヘッドの異質なその形、その特殊な形状は
ゴルフショットを楽にするために特化したモノ
です。
非対称性の強いその形状を しなるしならせる という
対称性の強い動作 とは相性が悪いです。

その形状が作る重さを 打ち手に伝達し
より簡単に、より確実に、より力強く 打つことを
サポートする のがシャフトの役割でもあります。

つまり シャフトは しなりが起こった時、
その復元を利用して グリップを押すためのモノです。

グリップを押す方が 打ち手そのものの動作も
その動作方向も阻害しにくくなります。
ショットは 大きなもの、重いものが 一定の方向に
移動、動作している方が 安定度は当然高くなります。
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しならせる、しなり戻す という行為は
クラブだけ、もしくはヘッドだけ 動いて打つことにありますから
打撃においては 一番モーメントの低い打撃法になります。
  ……お約束の本末転倒丸出しです。



紙のように軽い市販のヘッド、
伝達性能が低い市販の超硬シャフトでは
感じ取るのは至難の業かもしれませんが
一番 ヘッドの重さ、クラブの重さを利用してスイングしやすい
グリップを押されやすい、グリップが低くヘッドが高くなった
トップオブスイングの位置で
どの方向にグリップが押されると良いか、
いつ押されるとダウンスイングに移行しやすくなるか、
インパクトの所定の位置を通過させやすいのか
感じて、試してみてください。
切り返しの力みもここで生まれます。
クラブが自分の動作の邪魔(な重さ)にならず
その助けであれば 力みも生まれません。

シャフトのしなりは ヘッドを動かすモノではなく
グリップを動かすモノです。  本来は。


シャフトがしなれば グリップを押します。
グリップを押せば 早い時期にインパクトが来易く
正規のインパクトタイミングに遅れ辛くなります。
グリップが押されますから 動作も遅くなり難いですし
その押される方向から 打ち手の姿勢も作り易いでしょう。

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人間の体の姿勢 とか 型 ではなく
次の動作をし易いクラブ位置/姿勢に、次の動作に移行しやすいクラブ位置/姿勢 が
トップオブスイングです。
それを感じておく というのは
練習であっても、コースであっても
一つの目安というか、悩んだ時、迷った時などに
そういう指針があるのはとても重要です。


しなり難いシャフトを無理やりしならせるのか、
放っておいても しなる柔らかさのモノを使うのか、
また しなった時に そのしなりでヘッドを動かすのか、
それともグリップ、クラブそのものを動かすのか、
スイングを動作!として行う前の概念というか
思い込みが スイングを決めてしまうのです。