ゴルフスイングは アドレスの動き出しから
スイングの終わるフィニッシュまで
長くかかっても 2秒はかかりません。

多くのゴルファーがゴルフを覚えて行く過程で
ミスをしたり、うまく出来ないと
「ボールをよく見て!」といわれた経験がある筈です。
自分がボールを打つまでは 決して動かない
逆に動いているボールを打ってしまうとペナルティ
になるゴルフなのに不思議なアドバイス に感じます。

トップをしたり、はたまた空振りしてしまったりは
ボールから目を離したことが原因でしょうか…。
あまり関係ない気がします。

スイング全体で 1.5〜2秒弱
トップオブザスイングからインパクトまでは
0.2〜0.4秒しかありません。
その間に何か意志をもって動作するのは
なかなか難しく 練習をして動作を反射…
に近い行為にするものなのかもしれません。

その刹那の時間に ボールをよく見る習慣を
馴染ませてしまうと 本能的に
ボールと目の距離を保とうとしているように思えます。

スナップショット 5 (2013-07-05 23-44)

スイング動作の軸になるのは 背骨 で
目のある顔の部分は 頭や体の厚み分だけ
背骨よりも前に出ていますから
本来は スイング最中 常時
ボールと目との距離は変化するものです。


ボールを見る意識が強く
ボールと目との距離を保ってしまうと
とても変な動作になってしまいます。

スナップショット 5 (2013-06-03 19-45)スナップショット 7 (2013-06-03 19-45)






ボールを視界にとらえていれば良い訳で
侍の言葉で言うと「半眼」でモノを見ておれば良く
凝視する必要はないのです。

見なくとも ボールは動かないのですから
「見る」ことよりも
顔や視界を上半身とともに動かし
胴体を一体に股関節を稼働させる体の回転を
覚える方が格段に大切で
しかも、その動作は体を痛める可能性をグンと下げます。

スナップショット 8 (2013-06-03 19-46)
スナップショット 9 (2013-06-03 19-46)
スナップショット 11 (2013-06-03 19-47)

腕さばきをしない という話の中では
テークアウェイで 腕の三角形を保ちなさい というのは
胴体を捻らず、 股関節から上の胴体ごと右を向く
という事です。
それを「慣らしていく」のには
胸の向き通り、顔も動かすことを薦めます。

首のひねらず 顔ごと右を向く方が
格段に 体の回転はしやすくなるはずです。

その上でボールを見るのなら
顔を残すのではなく 上部に視線を動かす
視界の真ん中にボールを置いておく、維持しておく
のではなく
視界の中で ほぼ真ん中にあったボールを
左端の動かすような訓練も有効かもしれません。