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ゴルフのクラブの打撃部分のヘッドは
他のスポーツとは大きく異なり
大変特殊な形をしています。

ヘビの鎌首 というか、
鎌が自分の方に向いている形は
科学がこれほど進んだ現在でも
ほぼ何も変わらず、200年以上前から
同じ形です。

その形状は スイングがしやすいよう
同じことが繰り返し易いように作られています。

テークバックの時点では
鎌首が自分ではなく 逆の地面に垂れていたら
ヘッドはより高く、し難くなるでしょう。
グリップは体からから離れやすくなり
グリップは高くなっても、ヘッドは高くし辛くなります。
スナップショット 1 (2015-07-03 15-51)
そう考えると 最近 よく見かけるテークバックは
逆に鎌首が落ちたモノを動かすと 行きつく方法ですので、
如何にヘッドが軽いか、シャフトが硬いかの
表れのような気がしてなりません。


ダウンスイング時では、鎌首が自分の方でなく
逆を向いていたら、クラブでなく
ヘッドだけが動きやすくなってしまいます。
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だから トップオブザスイング、
切り返し付近では
ダウンスイングからインパクトにかけて
クラブが、グリップが 望みの方向
望みの場所に行き易いような位置や姿勢作りが
とても大切になる訳です。

テークバックも含め
ダウンスイング、如いてはインパクトの為に
トップや切り返しはある訳で
トップの為のトップ、
形だけ追いかけるトップは無意味なモノです。

クラブヘッド、そしてクラブの位置や姿勢が
ダウンに行き易いところ
ダウンに力まなくても入れるところに
持っていくよう 重さを感じて下さい。

そこで一瞬重さを感じたら
ダウンスイング〜フィニッシュまで
クラブが動作を促進、補助していくので
重さはほとんど感じません。
重さが感じるというコトは、そこに行くまでの…、
それ以前の位置や姿勢に問題があるというコトです。

✊クラブ全体がグリップを下に下げる重さ。
✊鎌首を自分に方にもたげた飛球方向への重さ。
✊正しい回転と右向きによる
 左サイドの低さ、右サイドの高さによる左腕に掛かる重さ

それの合計点が インパクト付近になるはずです。
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)

概ね 正しい、ダウンに入り易い、移行しやすい
位置や姿勢にくれば、シャフトの補助が入り
力まなくても、チカラで解決しなくても
スムースにダウンに入れますし、
急がなくても 非常に短時間でインパクトに入れます。

 スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)ですので このような位置では
クラブヘッドの重さ、クラブの重さが
必要以上に右サイドにかかります。
重さの集中した クラブヘッドが
体に対し、相当右にありますから
クラブの重さによって
これから下げたい左グリップが動かせなくなります。
必然として右サイドの下がる、左サイドの上がる
トップのクラブ位置、クラブ姿勢なのです。
ここから そこそこ打てるようになるには
体を擦り切れるほど練習しないといけませんから
アマチュアのおじさん向きの クラブ位置・姿勢では
無いというコトを認識しておかないといけません。