過去に何度か書いたテーマですが…(*_*;


ウエッヂだけでなく
殆どのゴルフクラブの打面、フェース面には
溝が切られています。
(その溝の形状などはルールによって制限されていますが
 そのルール設定の本当の理由は謎…です)
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その溝が ウエッヂショットにおいて
スピンの量や質に影響を与えるか?


というのと 
答えはNO です。

✋ドライで クリーンヒットした場合においては
その溝、溝の形状、本数 などは
スピンに対し ほとんど何の影響も与えません。

  ☆☆☆これは科学的にも立証されています。

ただし 砂が混じる状況や濡れている状況
フェース面とボールの間に何かが入り込むような
そんな環境においては 溝は効果を発揮し、
その溝があることによって ボール以外の異物をどけ
スピンが「減らないよう」に作用します。

そう言う意味では パワーの無い人や
弾道の高さが低めの人にとっては
ウエッヂよりも むしろロフトの立ったクラブの方が
雨などで問題を起こす可能性があるのです。
スピン不足による失速等

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理解してもらいたいのは
ウエッヂの溝…がなんちゃら という事ではなく
スピンをかける ということは
フェース面の上をボールを滑らせる という事ではなく
シンプルに そのクラブの長さ通り
そのクラブのロフト通り
に打ってあげる という事です。

ボールのスピンは ボールの潰れ方 
ボールの潰れ具合によって決まります。

例えば 通常のパッティングでは
距離にもよりますが、
回転は分単位で 300〜1500回転/分 です。
ところが パターも変えず、スピードも変えなくても
ボールをトップ、パターの歯で打ってしまうと
回転数は 途端に 3000〜5000回転/分 に増え
この球は 普通に打てた時よりも
 当然、摩擦が増えますから 転がり〜移動しません。

最近 某メーカーのパターの宣伝で
オーバースピンが増えるのが良い と
まるで カルトのような理論を展開していますが、
高校生に戻って勉強し直してきて欲しいものです。
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有名な エネルギー保存の法則 というのがあります。
ゴルフの打撃で言うと 等しい
 ヘッドの質量 と ヘッドの運動(移動)によって
作られた打撃力は 音や温度などを除けば シンプルに
ボールの速度
ボールの高さ
ボールの回転
などに化けます。
しかし、そのエネルギーの総和はいつも同じです。

ですので 何かが増えれば 何かが減ります。
パッティングの場合、ボールの回転数が増えれば
ボールの速度が減ります。
ボールの回転数は 地面との摩擦 によって
生じる訳ですから、ボールの回転数は増える は
地面との接触面積が増える ☞地面との摩擦が増える です。
これで距離が延びると思えますか?




スピンを効かせてボールを止めたい と考えるのなら
フェース面のロフトを駆け上らせるような
溝でボールの表面をこするようなイメージ・打ち方 では
ダメです。

これでは ボールの回転数が増えるだけで
ボールの速度が遅くなりますから
着弾時には ボールの回転は解けてしまっていますし、
正しく打つよりも 速い速度・大きいスイング・強いショット
が必要になりますので ミスの可能性が増大します。
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よく ミート率 というか、ヒット率 というのがあります。
これは ヘッドスピードに対するボールの速度です。
この比率は 実は単に ロフト角度によるもの です。
例えば ドライバーのようにロフトの立ったものであれば
 ヘッドスピード 1.0 に対し ボールスピード 1.3〜1.5
ウエッヂのようなロフトになれば
 かなりヘッドスピードに近いボールスピード 1.1とか
になります。
ですので 単なるイメージではありますけれど
潰れ方はそのものは緩いのですが
ドライバーに比べるとウエッヂの方が
ボールはフェースに乗っている…というか
球離れは悪いのです。

それを インパクトのゾーンと捉えるのならば
そのゾーンで ロフトの変化を起こしてはいけません。
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多くの人は そのゾーンで
アイスクリームをこそぎ取るように
振り子しても ずっとフェースを軸点に向けるように
動かしていますが、これではスピンが増えるだけ
スピンは効きません。
そのクラブなりのロフトをずっと維持したまま
そのロフトで出せる最速のボールスピード生んであげるから
スピンが着弾まで残るのです。

フェースの溝は異物を取り除き
スピンを減らさないためのもの…なのですから、
その溝を使わないような打ち方
ドライ状況であれば、溝が無くてもスピンは変わりませんから
そう言うイメージを持ってください。

ロフトはクラブの機能です。
ウエッヂはクラブが短いのですから前傾姿勢も深く
長いクラブに比べ 入射角度が急です。
もしも そのウエッヂのロフトがゼロ度なら
当然 地面に対しては マイナス の状態に
なっている筈です。
 それが正解です。
それを自分の使い方・振り方によって
ロフトを付けてしまっている場合
『上げるのはクラブに任せろ!』 と
注意されるわけです。