あるお客様(仮称Kさん)がいらっしゃいます。
Kさんとは長いお付き合いをさせて頂き、おおよそ20年です。

Kさんは体はとても大きいのですが
昔からウルトラが付くほど 飛距離不足に悩んでおられました。
球筋は ハイボールのスライス
オーバースイングの明治の大砲
スイング像としては あまり褒められたものではない
典型的カット打ちのパターンです。
ek

一度一緒にゴルフしたことがあります。
左がフェアウェイに沿って大きな池のある
左ドッグレッグのホールで4人でティーショット打ちました。
ティーグラウンドから方向に応じてですが
一番近いところで200ヤード位は池越えのショットになります。
自分の距離に応じて 着弾地点を定め ドライバーを打ちます。
3人は成功。さあ Kさんの番です。
見た目の当たりは 合格点。 方向はぴたり…
距離はぎりぎりかなー なんて見てたんですが
なんと 遥か遥か遥か手前
目標距離の 2/3辺りの 池の真ん中に落ちてしまったんです。
その反省から ラウンド後、風を引くまで練習する羽目に…。
まんまと どっぷり熱を出しました…。
そんな楽しい思い出がありましたね。



ゴルフ頻度が多く、経験豊富な為
競技ゴルフに出られるほどのスコア…。
それが災いして スイング改良に着手出来ません。
eicyan-120フレームショット

しかし加齢もアリ、ご病気もあり、
かなりの長い時間 ゴルフから離れている期間が生まれました。
そこで スイング改良の着手したのですが、
 かかった時間はナント30分です。

それは何か というと
飛距離不足≒カット打ち≒アウトサイドイン
と言う呪縛です。

Kさんのスイング的には右向きは十分なのですが、
タメを作って
ヘッドターン(ヘッドを返す)
シャフトをしならせてしなり戻す

と言う一般的な誤った思い込み・妄信があったため
わざとクラブを動かさず、体が正面を向いて
インサイドという空間を失ってから振りだすので
実質アウトサイドインなのですが、
それを無理やり寝かせて クラブを寝かせて
インサイドから開いて入れてくるので
より素早いヘッドターンが必要…
労力の割に距離は伸びず・・・・ という約20年
だったのですが、たった一言
「スイングプレーンは軌道じゃあないよ
 時期のことだよ」

で解決してしまいました。

体が正面を向いた時に
 手で作らないインパクトが作れるようにするには
.瀬Ε鵐好ぅ鵐阿茲蠅眄茲冒安Δ謀たる左上腕を動かす
▲哀螢奪廚鮟侏茲襪世閏分に近いところを移動させる
ヘッドの重さを使ってグリップを左に移動する
 ・・・ヘッドの方が高い内にブレイクラインを割る
ぅ棔璽襪倭阿任呂覆、下に抑える

という点をチェックしつつ
30分のドリル・練習で 解決してしまいました。


いまや 70歳に手が届く年齢で
20年前よりも遥かに飛んでいる…
10年前 30ヤードも50ヤードも置いて行かれた仲間を
キャリーオーバーすることも 度々の今日この頃 です。


あああ 違うシチュエーションですが
 似た境遇のYさんもいるなぁ…。



まあ 正直、スイングの改善したい という上で
今のスコアにこだわっている方は
のんびり構えて下さい。
スイングの改善は技術ではなく
 基本頭の中(思い込みの抹消)で可能なので
本当に飛距離に苦しんでからでも十分間に合います。
総じて 飛距離に悩んでいるけれど
 スイング改良が進まない と言う方は
スコアの執着が強いケースが多いです。
まったく このパターンに当てはまると思うのですが
カット打ちしているひとはアプローチに長けているので
スコアの為、スイング改造に着手できないのです。

意識さえしていれば それがある日 突然 降臨してきますよ。




という訳で

 逆転の発想 第一弾


.ラブは小さく振れ

多くの人はスイングの弧が大きいほど良いと信じています。
半分嘘で、半分本当です。

ウソ と言う部分は
ゴルフクラブの長さには
クラブの長さ だけでなく、腕の長さや
その時の体の姿勢も伴ないます。

そして その長さには必ず重さが付いて回り
ゴルフスイングの場合 長く使えば使うほど
当たり前ですが、重くなり
その分、いや それ以上に求心力
遠心力を相殺する引く力が必要になります。

そして クラブを長く使おうとすると
ほとんどの場合、グリップを体から離そう、
もしくは 離すことになり、
今度はその重さを相殺する為
早い段階で前傾姿勢を失い
インサイドから、そして上から打つ機会を失ってカット打ち、
急いでターンするので クラブがインに急に切り込み
結果 ボールを打つ前が大きなスイング
打ってからは小さなスイングになります。


思い当たるでしょ?
downswing

本当の部分は 結果として正しく大きく振れれば
ヘッド軌道やヘッド姿勢の変化が緩いため
そりゃ 安定度は高くなりますが、
これが またカット打ちの飛距離不足の人の
スイング改造を躊躇させる原因にもなりますが…。
大きく振ること≒距離 ではありません。

正直、遠心力も含め 大きく振った方が
自分の振った感の満足度が上がるに過ぎません。

距離の出す 最大の要素は
‥切なロフト効果で打つこと と
速い回転運動 です。


ここで勘違いしないようにしなくてはいけないのは
自発的に速く回る のではなく
速く回れない要素を取り去るということ。

20090801 2009_09_01_01_25_27-320フレームショット

スイングの動作で 回転 というのは
とても意識し辛く、部位的にも不器用な大きなパーツが
担当になります。

ですので 回転は「あれ 回転してた」と言うのが理想で
受動的に回転してしまった と言うところがゴールです。

腰で回る なんて
体のパーツの中で一番真ん中にある ものすごく大きな部位を
積極的、自発的回す なんていうのは
その行為の満足度はあっても 手打ちを促進するだけです。

体の速く回転させる(結果として
これのポイントは 
『それに遅れない(伴う)グリップの移動』 で
これが欠けてしまっては 速く回れば回るほど
カット打ち、手打ちになり、ミスの確率も上がる上
遅れて打つ分、上を向いた〜左サイドの高いインパクト
 になりますから
飛ばない可能性すら高くなります。

その上で 大きく振ろう 大きな弧を描こうなんて
無免許運転もいいところです。
目標(やるべきこと)に対して無謀でしかありません。

意識すべきことは
‖里硫鹽召嚢圓次の場所、目標の場所に
 先行してグリップを送ってあげる意識
△修靴董.哀螢奪廛┘鵐匹体に触れるほど

 近い道のりを直線で描く意識 です。


答えとしての大きく振ることは
 『正しく回ること』です。


正しく回れば 少々大袈裟に言えば
両足・靴の外側を大回りするような回転になりますが、
クラブを腕で振ったり、遅らせて振る振り方では
右向き➡いきなり左向き になりますから
靴の内側の小さな弧になります。
ヘッドを大きく振る、ではなく
グリップを遠くにする ではなく
やはり ゴルフクラブの動きは全て自分の動きの
拡大版でしかないので
自分の動き〜移動〜回転を大きくする…
それを阻害するものを排除する
 というのが正解です。
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