誤解をしないように
あらかじめ 書いておきますが
ゴルフスイングを 縦と横 の二つの構成で
考えると「迷路」に入り込んでしまいます。

スナップショット 1 (2013-02-08 20-14)

縦と横 の二つの構成を取らなくていいように
アドレス➟ゴルフスイングをするための基本姿勢
が あるので 斜めに傾いてはいますが
主たる動きは横の回転動作 に済むのです。
6a874f9f-s

そして ここはなかなか理解できないかも知れませんが
その 横(やや斜め)の回転動作 は
腕も含めたクラブの重さを利用していくのです。

 その重さ ➟重力方向に働くチカラ
が落ちることを 打ち手が 横の回転動作促進のために
横方向の動作に 変換していくのです。
スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)


いっぽう 縦の動作
スイングではよくありがちですが
ボールが地面〜低いところにあるので
どうしても 下に、縦に振りたくなります。
ヘッドが高くなって行く、テークアウェイ(バック)時は
手で『上げた』わけではないのに
帰りに 手で「下げる」「降ろす」行為をすれば
同じところに戻ることは出来ません。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

その典型例を説明します。
dW l (2)_Moment

この映像は ダウンスイングを、
まず先に体・・・ではなく
左の上腕〜左の肘 からやり始める、
まだ 体はロックして右を向いた状態で
まず 左の上腕を動かす というドリルをしている
最中の映像を抜粋しました。

ご本人(当人)は 右を向きっぱなしのまま
左ひじなり、左上腕だけを動かし始める ことに
とても違和感を感じていると思います。
「これで ボールが打てるの?」と言う位
奇妙な感じなんだと思います。
dW l (2)_Moment(3)
右を向いたまま、体をロックしているような感じ で
左上腕(肘)だけを動かしている ようでも
実際には ちゃんと体が補足してきていて
よく見ると 左上腕とともに左ひざ(足)が
進行方向に逃げ始めているのが分かると思います。
dW l (2)_Moment(4)
さあ 問題なのはここら辺からです。
一枚上の写真と見比べてみて下さい。
dW l (2)_Moment(4)dW l (2)_Moment(3)











体が本格的に向きを変え始め
右向きが正面の近づいて 回転し始めているのに比べ
グリップの移動
特に飛球線方向に対する 進行方向が足りなくなっている
体の回転に比べ グリップの移動が足らないのが見えるでしょう。

おそらく インパクト というゴールに対し
グリップの位置の移動 と言う観念よりも
やはり ヘッドの上下左右の移動
 と言う観念の方が強いのだと思います。


グリップの位置を固定して
ヘッドを動かして ボールの当たり場所を探る
という従来の観念がにじみ出てきている部分です。


スナップショット 1 (2012-12-19 0-40)スナップショット 2 (2012-12-19 0-41)








やっぱり 観念として

👹下に振らないとボールには届かない
👹ヘッドでボールの当たり一を探る


そう言った『思い込み』から始まると思うのですが、
左右のグリップの関係は
左手が支点になって 右手でシャフトを振るための
構造ではありません!
左右のグリップは重なっており
クラブを持つ左手を右手が被る形になっているのです。

地面にあるボールに届きそうにないから
左手を支点として 右手でシャフトを、ヘッドを、
下に振ると グリップ(左手)は支点運動しますから
横移動が止まります。
体の回転も影響を受けて 鈍い回転にはなりますが、
左グリップの移動が止まるので
グリップと体の相関関係は
 グリップが取り残される分 体の移動に対し右にズレ ます。
結果として これがボールに届かない原因 になるのです。

体の回転 という運動の流れに乗っていれば
回転は斜めの運動ですから
横に移動するということは 
  この場合 低さ も確保する筈なのです。
ところが その流れに乗っていないので 低さが足らない。


dW l (2)_Moment(5)dW l (2)_Moment(6)













それに加え 悪いことに
クラブを下に振る という動きには
必ず 空間を確保する と言う反射的に行為で
前傾姿勢を失いますから より低さが足らなくなるのです。

低さ高さ の事ばかりを強調してしまいますが
ボールに届かすのには
意識として 低さよりも位置 の問題
この場合では もっと左が 着地点 と考えるべきです。

この打法では
低さそのものが足りていないこともミスになりますが、
低くなっても それが手前になってしまえばダフリ、
また 上がり際で打ってしまい 結局トップ
と言うミスが付いて回ります。

グリップなり、グリップエンド、が左に
十分辿り着いていれば 例え低さそのものが足らなくても
ヘッドの下がり軌道でボールをとらえますから
トップでなく 薄い当たりで済みます。


グリップが左に十分行きついていれば
スイングのミスから ダフリが消去 できます。

ダフリ・トップと言う 
アマチュアの最大ミス を
双方 抹消出来るのです。