とても説明が難しく、伝えにくいところでは
ありますが、とても大切な部分です。



スイングを迷わす
一つのイメージとして
スイングは「上げて、降ろす」
と言うのがあると思います。

ハミングバードでは、
その 打撃そのもの、スイングそのものを
司ってしまう「上げて、降ろす」と言うのは
必要ないのではないか と思っています。


上げて降ろす というのは
往復で 二つの、2工程の動きです。

ゴルフクラブの
長い棒の先の重さの付いた構造では
上げる と言う行為も
降ろす と言う行為も
どちらも クラブを必要以上に重くしてしまい
その結果、それを補完する体の動きが
必ず必要になってしまいます。
特に「降ろす」、もしくはクラブを「下に振る」
と言う行為は、体の左サイドを上げる、
右サイドを下げる、
上向きの姿勢、煽り打ちの姿勢を作ってしまうことから
出来れば排除したいと考えています。

勿論 クラブヘッドの高さが高くなれば
落下する位置エネルギーを利用でき
打撃する力が増やせるのは確かですが、
それは 動作ではなく
単に 高さとしてもヘッドの位置 であり、
その高くなったヘッドが打撃力を増やすのは
その落下する力で
ヘッドそのものを動かすのではなく
ヘッド・クラブの重さでグリップを動かすものでしょう。
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)

であるのなら ヘッドを上げる ヘッドを下げる
と言う動作は必要ない筈です。
ヘッドを高さとして高さを確保し、
その重さでグリップを動かせる位置に持って来ればよいのでしょう。



トップオブザスイングでの
クラブポジションは
そこから先のダウンスイングで
クラブの重さ、ヘッドの重さによって
グリップを 行かせたい方向、行きたい方向に掛かる位置
というのが原則です。
その位置に持ってきて、かつヘッドそのものの高さも
そこそこ確保するためには
実は発想の転換が必要です。

多くの人は 高くするため、テークバックするために
ヘッドをたくさん動かす必要がある と考えていますが、
そうではないのです。
IMG_0567この黄色い線は
これからテークバックが進んでいくのに
グリップが移動して行くであろう
仮想の線です。
この線よりも右上の斜めの空間が
グリップにとっての上、
左下の斜めの空間が
グリップによっての下に
なります。
ここ斜めのグリップの移動する線は
背骨の傾き、前傾姿勢よりも
やや急傾斜の線です。
(グリップ自身も高くなるので…)

多くの人は ヘッドを動かす時に
スイングプレーンを考え
そのスイングプレーンのラインに沿って
ヘッドを動かそうとします。

ここで 間違いに気づく人がいるかもしれません。

前傾姿勢があるので
高さの変化も伴ないますが、
スイングプレーンとは 横 の動きで
縦の動きを表すものではありません。
スナップショット 1 (2016-10-03 18-03)

スイングプレーンに比べ
グリップの移動は急傾斜で上方に移動するので
スイングプレーンに沿ってヘッドを動かすと
ヘッドの位置そのものは高くなるけれど
グリップに対し、ヘッドの方が低くなる
ヘッドの重さが利用できないゾーンに入ってしまうのです。

わかるでしょうか?

切り返しやダウンスイングの初期、
多くの人はグリップを下げたい
インパクト方向に動かしたい と思っている筈です。

ところが へっどが上記の写真で
黄色い線よりも左斜め下のゾーンに入ってしまうと
グリップには下げたいのに上に行く重さが
インパクトの方に行きたいのにそうで無い方向への重さが
掛かってしまいます。
4bcbe6f4

それが 力み の原因になりますし、
そのゾーンに入れれば クラブが重いですから
右サイドは自然と下がります。

ダウンスイングは テークバックの結果でしか ありません。
そこまでにクラブの重さがどうなるのか
クラブの位置や姿勢によって どういう重さがかかるのか
それを考えていないと 力技でしか対処できなくなります。



では、どうしたらいいのか?


答えは技術的には簡単です。
ですが、感覚的、精神的には難しいかもしれません。

IMG_0567もう一度ご覧ください。
アドレスの時点で
グリップよりもヘッドは高い位置
(前傾しているのでヘッドの低く感じますが)
にあるのですから、
その位置にヘッドを残したまま、置いたまま
グリップを動かせばいいのです。
体が向きを変えるので
結果としてヘッドもインに入ってきます。
そこは 腕の仕事ではないのです。

ヘッドを動かせば動かすほど
気分はヘッドがあがりますが、
結果はヘッドが下がります。
(高さが上がったことによる重さの作用を失います
ヘッドをそこに留めるほど
気分はヘッドは上がっていませんが
結果、位置関係として ヘッドの重さが利用でき
その重さでグリップが動かせる領域にヘッドは行きます。

ヘッドは角度の生き物です。
よって ヘッドを動かせば動かすほど
その角度の管理が難しくなり
かつ 重さが不必要に増えるのです。
飛距離をロスしない範囲の中で
ヘッドを 出来るだけ少なく動かす、
もしくは 動かさない方が
繰り返せるチャンスは大きい筈です。

人間の心理として
ボールを打撃するのに
打撃部であるヘッドをたくさん動かしたい気持ちは
理解できます。
しかし それにはあまりにもリスクが多く
かつ 高度な技やタイミングが必要になるのです。
ゴルフクラブが何のために
長い棒の先に重さを集中させた構造になっているか
それを考える必要があると思います。

そういう意味で ヘッド重量の無い
シャフトが何も動かないクラブは
打ち手に何も考えさせない のだから不幸だと思います