ゴルフクラブはルール上、パターも含め
14本で構成されます。
538067_156953224461417_86771680_n

プロアマ問わず、コースで160〜210ヤードの距離よりは
80ヤード未満の距離、60ヤード未満の距離の方が
圧倒的に頻度は高く、スコアという事に関していえば
かなり直結する距離を言えるでしょう。
160ヤード以上210ヤード未満の距離帯に
ウッドを2本 ユーティリティ1本入れるよりも
60ヤード以下の距離に ウエッヂをさらに2本入れた方が
楽になる??? ような気もします。


のにも関わらず ゴルフクラブ、
ウエッヂには 大きなロフトと言っても
58度、もしくは60度 が上限…のような状態で
64度や68度のウエッヂなんていうものは
殆どレアの存在、無いに等しい存在です。

それは何故か…というと
例えば 5mや10mの距離を
ロフト10度のクラブで打つのと
ロフト80度のクラブで打つのは
どちらか 成功率が高く、繰り返し頻度が高いか
簡単に想像がつくと思います。

 60度以上のクラブは 62であっても、67であっても
 入射角度やヘッド姿勢など非常にデリケートに扱わないと
 製品の角度が全く意味を成さず
 スピード加減と距離が滅茶苦茶な関係になってしまいます。
 過去、商品としてなかった訳ではないのですが
 60度を含め それ以上のロフトのクラブは
 ロフトと距離の関係が一定にならないだけか
 上手く打つことに関してもとても難しく
 実用性が殆どない ということなのです。
 逆に ドライバーの10度以下のクラブに関しては
 打つことはとても簡単、もの凄くよく捕まります。
 しかし、ボールに浮力はつきませんから
 これも同じく ロフト相応の距離は生まれません。
 
 

IMG_0479


低いボールが良い とは言いませんが、
短い距離 であれば、道のりと距離が等しくなり易い(近似値)
転がしが一番距離表現が易しく、繰り返せる頻度も
高いのです。
ただ ある程度の距離を超えてしまうと
地面の摩擦や状態に左右されてしまうので
仕方なく ボールを浮遊させます。
『ボールの高さ』は 
狙いの距離を高頻度で繰り返すためのいち条件で、
それは最低条件(必要最低限の高さ)に近いほど
転がしと同じように 距離表現が易しくなり
繰り返せる頻度も高く、ミスも格段に減ります。
part02

20ヤードや30ヤード超えるような距離で
一番問題になるのは「抜け球」という球質の球です。
スピードにもよりますが、
そのスピードを仮に固定するとして
ロフト、入射角度なども含めた「ロフト効果」
大きく、ロフトが寝てくると
想像通り、弾道は高くなり始めます。
ウッドなどと違い、ウエッヂの場合は
煽り打ちして ちゃんと当たるのにも限界があるので
打ちだしの角度とボールの回転(ショットの2要素)
は殆ど並行して、比例関係のような状態で
ロフト効果に応じて増えていきます。
ところが ある角度(入射角度も含めたロフト効果の角度)が
大きくなり過ぎると ボールに推進力が付かなくなり
弾道も低くなり、ボールスピードも激減します。
ゆる〜〜〜い トップボールのような球になります。
最近では このショットとして
「最低最悪」のショットを
決め打ちしてアプローチに使うゴルファーを見かけますが、
このアプローチを練習したり、多用すると
キョウレツな副作用、キョウレツな問題が起こり
時と場合によっては ゴルフを辞めたくなったり
慢性的な体の故障を引き起こすほど
ゴルフのショットでは「禁忌」と言えるショットです。

従来の クラブを振る、シャフトを振る、ヘッドを振る
その手のスイングをしていた人が
ヘッドの重たい、シャフトの柔らかいクラブを持つと
いきなり この洗礼を受けることになります。

これはとても良いスイング改造の機会で
これを克服すると 劇的にスイングが簡単になり
体の負担を軽減させることが出来ますので
少々 時間をかけて頑張ってみて下さい