現代の流行りのゴルフスイング・テークバックは
左手〜左腕でクラブを後方に押してしまうタイプのものです。
スナップショット 1 (2015-02-06 3-41)

体を全く使わない…手打ちの始まり…
意味不明に胴体をねじるテークバックなのですが、
この方法の致命的な部分を幾つか上げてみます。


左腕でクラブを押して始めると
左腕をロールさせなくてはなりません。
アドレス時は横を向いている左手の甲
(まあこのスイングをする人は極度のフックグリップで
 アドレスの時点から上を向いていますが…ね)

が動くとともに上を向きます。
 ☛フェースも上を向きます。

クラブヘッドには重心の位置 というのがあり
ヘッドの重さの中心点はシャフトの延長線上にないので
テークバック時にフェースを開くと(上を向けると)
クラブヘッドは必要以上に重くなり 下に行きたがります。
スナップショット 1 (2015-07-03 15-51)

クラブヘッドの重さに引っ張られ
左手ばかりが上げられてしまうので
背中の筋肉が引っ張られ、
どんどん浅い回転になってしまいます。

また 左手が引っ張られることによって
本来、前傾姿勢があるので
右を向いている時は 左サイドの方が低い
という基本的な姿勢が崩され
この時点で 前傾姿勢を失うことになります。

体に対し、腕もクラブも
右の外に外れてしまっています。
595bd670_Ben20Hogan20Backswing

非常に言いにくいですが かの▼ン◆ーガンのスイングも
人間の動きとしてはとても
醜いものと言わざるを得ません。


クラブを90度(ロフト?)開いて
腕の振りで270度もターンさせ
体は殆ど回していませんから
ダウンスイング えらく時間がかかります。

体の右に外れたクラブや腕のお陰で
重さが必要以上にかかり、右サイドが下がる
体が右に屈曲するダウンスイングになってしまいます。

この時点で 左に体重を乗せることは不可能ですから
右に体重を乗せたまま
体を開いて、上を向いて打つことは確定です。

これを打撃論と言えるのか…とても不思議ですね。

左肩〜左首は常時引っ張られる・引っ張るように動かし
クラブだけでなく体の重さは常時右腰の掛けたまま
素早い動きが必要ですから
左肩〜左首、右腰の故障はついて回ります…。
こわい…こわい…
スナップショット 2 (2015-04-14 13-48)

この手のスイングを上から見た場合
腕だけで振っている というのを割愛しても
左腕をテークバックで150〜180°回したのに対し
クラブはさらに90度以上 合計270度近く動かすので
腕をインパクトの位置に戻してきたとしても
まだシャフトには90度の運動が必要です。
スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)
ですので、それを消すために
体を90度開くんです…。

4289f9fa-sプロも含め 現代のスイングを見ると
インパクト時に 体が飛球線の方
を向いているのが多すぎます。

584506d7本来はアバウトであっても、体がボールと正対した時
両腕の長さに都合がつくところで打つもの だと
言われてきましたが、
今は 90度も違います。

この打ち方をするのであれば
一体 何の意味で アドレスの方向決めをするのでしょうか?
前傾姿勢を作るアドレスに意味があるのでしょうか?
甚だ疑問です。