スライスは別名こすり打ちを言われます。
スライスそのものよりも
「こすり打ち」というのに
解決のヒントがあると思っていいでしょう。
スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)

そのこすり打ちの典型が
このパターによる ショルダー打ち
肩を揺さぶって打つ方法です。

確かにパターと言う道具は
クラブの中で最もロフト角度が立っており
こすり打つ という認識から最も遠い気がするでしょう。
しかし、この同じ動作を60度のウエッヂで
やってみたらどうでしょう?
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おそらく 何回かに一回はボールの下を潜り抜け
ボールがポコんとほぼ真上にあがり
数十センチしか飛ばない だるま落としになってしまうでしょう。

これが典型的な『こすり打ち』です。

ボールの底 下部分をこすって打つのでそう呼ぶのです。
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アプローチで多くの方が
ヘッドの動く軌道をフェース面でなぞる
そんなイメージを持たれていると思いますが、
それがこすり打ち、スライスを産み出します。

フェースで軌道をなぞる のは
実質上、ロフト効果90度で打つことイメージです。
60度のウエッヂを30度も余計に増やして打つイメージです。
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60度前後のロフト効果でボールを打つのは
ヘッドの動いてきた上下の軌道に対し
60度の前後の角度になって ボールを打撃することです。

まして そのヘッドの高低差、上下の高さの変化が
体に前傾姿勢があって、回転するから発生するのです。

それを腕や肩の揺さぶりで作ってしまったのでは
体の回転で作る円弧よりも小さな急激なものになり
ヘッドの姿勢の増え 以上にロフト効果は付いてしまいます。

パッティングでもそうですが
小さなアプローチの時点でこすり打ち
スライスを打つ為のトレーニングをしていることなります。
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練習で要注意なのですが、
ショットの練習をして、アプローチの練習もする。
ショットでこすり打ちを気にし、体でクラブを動かす意識を
持ってトライしていたとしても
いざ アプローチで腕や肩の揺さぶりで行ったのでは
そのショットの練習はリセットされてしまいます。

ショットやスイングの改良は
スピードや力で誤魔化せる部分や練習では
改善されていきません。

出来るだけ 遅い速度の非常に基礎的なクラブの扱い
基礎的な動作でしか改善されていきません。

その習慣付けがとても大切です。

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それとこれは マメ知識 ですが
ゴルフクラブのアイアンの厚み(高さ・タッパ)のことを
『プロファイル』と呼びます。
このプロファイルは
アイアンの先端部-トゥ側の方が高く
根元部-ヒール側の方が低いのが常識的なものですが、
これはボールがヒール下部からトゥ上部に斜めに
逃げていくのを防止するためのモノでは ありません

ゴルフクラブには安全上の問題で
重心距離と言って、グリップ〜シャフトの延長線上に
重量の中心点がなく、その距離分 
シャフト軸線から離れています。

そして 限度はあるのかもしれませんが、
同じ質量のヘッドであれば
その距離が離れているほど ボールを打撃する力が強く
かつ 慣れれば安定感もあるものです。

と同時に その形状、
トゥ側の方がプロファイルは高い、厚みがある
というのは 番手間の違いがあっても
テークアウェイを取り易く、
移動させる方向を視覚的にガイドする役割 

を持っていて
クラブ設計にはとても重要なポイントです。
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良いアイアン形状と言うのは
番手間の違いを上手に
その長さなりの軌道を視覚的に統一させる というものです。

以前は アイアンの設計に削り手さんが関わっていましたが
現在はパソコンによる画面上の設計のみ が主流なので
設計する人にその観念が存在せず
番手間にその造りに統一性が無いものばかりに
なってしまいました。

各メーカーの主力アイアンを並べてみると
びっくりするほど「酷く」
同じメーカーの同一機種の中に
そのガイド性が数種類混在しているものばかりです。
その造りが流れになっているアイアンは見つけることが
出来なかったですね・・・。
これでは使い手さんの目も養わないし
クラブ造りの衰退を目にするようで残念に思います。