体の回転でクラブを動かす基本で
錯覚し、ミスにつながってしまうのが
ゴルフクラブの「その長さの円」を描くイメージを
持ってしまうことです。

d11be403-s例えば 上から見た状態で
本来はクラブの円弧の軸点は
背骨になるので
体の厚みも その半径の一部になりますが、
とりあえず それはさておき
このクラブの半径を描こうとするのが失敗の始まりです。

スナップショット 4 (2013-11-30 14-41)スイングのドリルで
←こういう状況を作って
その場で、その姿勢で ヘッドを地面に降ろして
付けてみて下さい。
そのポジションから クラブヘッドを地面に付けたまま
体を回し、グリップを移動させ、ヘッドを引きずって
描く弧が概ねクラブの最大値の膨らみ 最大値の弧になります。

実際にはヘッドは空中を通る訳ですが
もしも ライトや太陽が真上から照らされていた時
ヘッドの通る影は、地面を引きずって動いてヘッドの弧と
非常に似通ったものになるのです。
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多くの人がこのような クラブの長さ分の半径が
(厳密には体の厚みも入るんですが それは割愛します)
スイングの弧だと信じて 出来るだけその長さを活かそうと
してしまい、その結果、自分の生み出してしまった
不必要な遠心力に引っ張られてしまうので
その反対の求心力を使った 体を開きながら
上を向きながら こすり打ちをするのです。

クラブのその長さの出来るだけ長く使おうとすれば
結果、グリップの移動は妨げられ
体の回転は止まってしまいます。


ヘッド方向 グリップ➡ヘッド方向に重さが掛かっている
ということは グリップの移動がし辛い ということ。
まあ 練習を積んで 手でグリップを移動させながらも
体を早く開いて、移動を相殺させるようなテクニックを
身につけたりするのですね。

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自分とボールとの間を
クラブは横にならず、縦の状態のまま
横☞グリップエンドが自分側を向いている
縦☞グリップエンドが飛球線側を向いている
この状態でくぐり抜けます。

このイメージが出来れば
クラブ扱いもグンと楽になりますし、
ヘッドの重さ、その形状、そしてシャフトの役割で
グリップを動かす、動かされる
体の回転に追従する と言う感じがつかめてくると思います。