クラブをどう使うか、スイングによって
ゴルフのクラブの機能、効能は大きく違います。
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例えば重心距離とシャフトの関係について
取り上げてみましょう。

重心距離は クラブヘッドの
シャフトの軸線上からヘッドの重量の中心点(重心)
までの距離、長さのことを言います。

ウッドで言うと
一般的に 
見た目平べったい〜シャローはヘッドは重心距離が長く
拳骨のような厚みのあるディープなヘッドは重心距離が短く
アイアンで言うと
ヒール~トゥ方向の長さがそのまま重心距離になります。

柔らかいシャフトのクラブであれば
ヘッドを振らず、クラブを正しく使えば
グリップ〜シャフトの延長線上に重心位置がくる
一直線上に並ぶので ヘッドの重さはそのまま
単純な運動分だけ増えるのですが、
1601112_290033061153432_491263581_n硬いシャフトであると
クラブのその形が維持されてしまうので
重さ×重心距離 に
運動が加算されるので
正しくクラブを使うより
重いものを扱うことになります。
更にヘッドをターンさせようとすれば
クラブそのものの移動量に加え
重心距離分多く動かさなければいけないので
その分の負荷〜労力が増えます。
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よって 硬いシャフトを使い、ヘッドをターンさせて使う
ゴルファーは小振りな重心距離の短いもの
そして軽いヘッドを好むようになりますし、
柔らかいシャフトで正しく使えば重くても苦にしませんので
重心距離の長いものを好む傾向が強いです。

硬いシャフトを使うからそういう好み、そういう扱いになるのか
そう言う扱いだから硬いシャフト、小さな軽いヘッドを好むのかは
恐らく前者から始まるのだと思います。

クラブのターンを体でするのか
それとも手先でするのか
の大きな分岐点になりえます。

アスリートなゴルフを志向しながらも
結局 小手先のゴルフをすることになる
硬いシャフト、小振りで軽いヘッドのゴルフ
なんだか滑稽ですね。