ミスを多発してしまう「スイング法」は飛ばさない打撃法です…
 というお話の続きです。
スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)

現代のゴルフスイングは
ロフトを寝かして 上を向いて 思いっきりヘッドを振る
基本 超人的なヘッドスピードがないと「飛ばし屋」には
なれない方法で
運動不足気味な練習もそんなにできない
「オジサンゴルファー」向きな方法ではありません。

肩を揺さぶって ヘッドを振る方法は体、胴体を捩じります。
それだけでもかなり体には危ないのに
この方法では必ず 横回転を縦回転に変えてしまうので
体の側帯、特に両腰に体重以上の負担が掛かったうえで
体をひねるので…痛めやすさはかなりのものです。( ゚Д゚)

十数年前、30年以上前の
伝統的なゴルフスイングの理論や用語を
そのスイングに無理やり取り込んでいるので。。。
例えば「ボールを見ろ」とか「頭を動かすな」みたいな
胴体をひねって縦回転するため
従来 あまりなかった頸椎の故障なども
頻繁に耳にするようになりました。


その対極にあるような 伝統的なスイングを
少々インチキして クラブにやらされてしまう方法を
提唱するハミングバードの打撃論が
スムースに馴染めない理由は
その 体の故障を誘発しにくい という点にもあります。

体の故障が原因で弊社を訪れるお客様は少なくありません。
まあ 市販のクラブを使って
オジサンゴルファーが飛ばそう とか
スイングを作ろう とすれば
多かれ少なかれ 体のどこかに痛みを抱えることになるのは
悲しいかな、致し方ないことです…。
弊社のクラブを使って、その悩みを持ったお客様の
ほぼ全員の方が それから開放されるのは
自慢でもあり、クラブ製作者としての最大の喜びでもあります。


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無理やり 体を捩じって
腰に体重以上の負担と反り を加えたり
無理やり腕を止めたり、振ったりするスイングは
無理やり関節に負担をかけ、筋肉をひねるので
感覚として記憶しやすいのだと思います。

逆に クラブの重さを使いながら
それにやらされてしまう打撃では
その体の軋みや捩じりがないので
体の負担はぐんと少なく 記憶に残りにくいものです。
足を使って胴体の向きを変えてグリップを動かすより
腰を固定して肩回りでグリップやヘッドを動かした方が
実感は伴いやすく、その体の軋みで限界も覚えやすいのでしょう。

ミスの可能性を少なくするのに
その打つ距離に対し
 必要最低限の動作の量
 必要最低限の動作の速度
がとても有効である という話をしましたが
ヘッドを振る行為 ヘッドを振り回す行為に比べると
グリップを動かしヘッドは動かさない
というのは 認識として飛ばなそう ですから
勇気を持たないと それに乗り換えにくいのは分かります。

それには やはり
従来の自分の追いかけていた打撃論は
動作の量や速度ほど効率よく飛距離になりにくく
それがミスをさらに誘発しやすい
という認識というか自覚が必要になるでしょう。

まあ スイングなんてどれを選ぶのもゴルフの楽しみの一つ
ですし、それでやんややんや言うのもゴルフの楽しみです。

言葉遊びになってしまいますが、
ゴルフクラブの仕事させる というのは
ゴルフクラブに仕事をさせられる という意味です。
従来のゴルフスイングは
ゴルフクラブが仕事をしてくれないので
 無理やりゴルフクラブに仕事をさせるためのスイング
代表例が シャフトをしならせてしなりもどす
という クラブの仕事 と多くの人が錯覚していますが
その実 全部自分のテクニックです。


   なんて とりとめのない話になってしまいましたが…。