ゴルフスイングを修正、直していく過程で
ひとつの大きなハードルになるのは
グリップを動かすことそのものが打撃で、
回りくどいですが
 体の向きを変える
 それによって直接的にグリップが移動し、
 その結果 ヘッドが移動してボールを打つ
ということを体感的に理解することです。
スナップショット 1 (2015-11-10 12-07)

プロも含め、多くのゴルファー
アマチュアオジサンゴルファーの殆ど行っている
クラブの扱いは、効果的なロフトでの打撃
効果的なヘッドの重さの利用の仕方とは
あまりにかけ離れていて
その効果的な方法を今のスイングに取り込む とか
混ぜる といった場当たり的な修正では立ち行きません。
ほぼ真逆な方法に近い訳ですから
それをトライする上での初期期間
ボールにうまく当たることもままなりません。

そうなると 本能的な感覚なのか
一番簡単にヘッドとボールを当てる
グリップを止め、ヘッドそのものだけを移動させ
ボールとヘッドをコンタクトさせる
という方法にすぐに戻ってしまいます。

スイングは どうグリップを動かすか
どのライン、どのルートでグリップを動かすか
終息までグリップの移動を止めることなく動かすか
という結果 ヘッドとボールを当てるので
重要なのは 直接的にヘッドの動く軌道などではなく
グリップの移動を最優先に考えなくてはいけないのです。

頭の中にある ショットの観念の変更 というのは
想像以上に高いハードルです。
技術論ではなく「観念」の問題なのです。

ゴルフのクラブは その重さそのものやその形状は
より効率よくグリップを動かすためにあるので
グリップを動かすために、でなく
ヘッドを動かすことを最優先に考えて
クラブを動かすと自分の動作だけでなく
それに逆らおうとするクラブの重さとも闘うことになり
結果、重さのない、グリップを動かそうとしない機能の薄い
クラブに行きつくことになります。