弊社の平均的な通称「悶絶クラブ」
5番アイアンを参考にすると
平均的市販品(軽量スチールシャフト装着)のヘッド重量
➡240g
➡300g
シャフトの硬さ
➡280cpm
➡170cpm
とダブルで襲ってきます。

もう この位のスペックになると
ヘッドを振ってボールを打つ
それに ヘッドが重くて、シャフトが柔らかいので
より強い力で「弾く」、より強い力で「反発する」という
子供だましは通用しません。
それが可能なのは 
ヘッド重量 260g 
振動数220cpm 
 位まででしょう。

初めてご来店される多くのお客様が
ブログなどの前情報であらかた想像はされていた
とは思うのですが、
実際に手に取ると「数秒」無言のが出来るほどです。

多くの平均的アマチュアゴルファーは
グリップを支点にヘッドを振るのが当たり前
という認識を持っています。
そのWで襲ってくる「悶絶クラブ」で
その扱い方をしようとすると
 …柔らかさはヘッドの重さを倍増させます故
自分の思った通りにクラブは(全く)動いてくれず
 …そもそも 自分が動くことでなく
  クラブ、特にヘッドを動かそうとする考え自体が
  スイングを困難にさせているのです
その重さにかなり困惑することになると思います。

まず 初期の段階では
頭の中を整理して
➡クラブは自分が動かなければ動かない
➡自分が体を回して
 グリップを移動させないとヘッドは移動しない
➡回ること、向きを変えること、回転すること
 それそのものが打撃である

という認識を 実際に動作として出来る出来ないは別として
ゴルフクラブ扱いの 基本テーマ として
しっかり持つ ということはとても大切です。
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まずは 動きのないシャドースイングからで十分です。
ここで クラブ、ヘッドの形状の重さの意味 を
知ることがのちのち大変役に立ちます。

クラブを持って トップの形を作ります。
この場合、前傾姿勢はあってもなくても どちらでも です。
右ひじを外に張って グリップを体の幅の間 に収めます。
この時、巷で流行している右ひじを下に向けて体のくっ付ける
というのもやってみてください。
二つを比べてみると 次 の動作に入るのに
クラブが作り出す負荷というか、重さの違いに
もの凄く大きな差があることに気付くはずです。

流行っている オンプレーンスイングなどは
力づくで ゴルフクラブを振り回す、服従させる
そんな感じの扱い方ですので
クラブが作り出す重さ などは完全に無視しています。
もっとも その手のスイングのする人のほとんどは
軽くて、ヘッドの感じにくい超硬いシャフトを
使っていますから それも納得です。
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悶絶クラブで右ひじを下に向け、体にくっつけたような
トップの位置を作ると
当然 グリップだけでなく ヘッドも
大きく体の右にずれます。
そこでのクラブの重さは
よりクラブは右、自分の後方に残りたい という重さばかりか
その位置関係によって クラブは最大の重さ の状態
になっています。
グリップには上に上がる負荷がかかり
クラブの重さによって 放っておけば
次の動作で右サイドが下がる、潜るような重さが掛かります。

一方、右ひじを外に張って、グリップを体の幅に収める
トップを作りシャフトを地面に概ね垂直にすると、
クラブは一番軽い状態になります。
ゴルフクラブの 長さ が消えた状態になる訳です。
一番軽いとは言っても 悶絶クラブ ですので
重さは感じると思います。
その重さがグリップを どの方向に動かしたがっているか
感じてみてください。

ボールを打つのは そのトップの位置から
どの方向に、どれほど グリップが移動すると
ボールを打てるのか
自分はどの方向にグリップを動かしたいのか
クラブ自身が動きたがっている方向と
出来るだけ近似値の方が当然楽ですよね。
スナップショット 1 (2015-07-03 15-51)

スイング用語にある
「クラブを立てる」「シャフトを立てる」とは
クラブそのものやヘッドの重さを使って
重力方向にグリップを最大に移動させることのできるサマ
を指します。
申し訳ないですけれど
ベンホーガンや石川遼君のそのトップは
まったくシャフトが立っていない
最大にクラブが寝た状態なんですけど
彼らほどに才能や根性もない、練習量も豊富でない
 アマチュアのオジサンゴルファーが
それを真似てもうまくは行かないでしょう。
私たちの運動性能や学習性能は日々劣化していくのですから
利用できるものは利用した方が良いですし、
ゴルフという 現場に出れば自分しか頼りにならない
スポーツというか、遊びでは ゴルフクラブを最大の味方
としておく方が良いのではないですかね。
何も今更 現場に行ってまで
ゴルフクラブと格闘しなければならないような
ゴルフスイング、クラブ扱いを追いかける必要は
無いような気がしますがね…。
それをまねて