理想的には ゴルフスイングは
パターも含め、どのクラブであっても同じテンポで、
同じようにスイングしたいものです。

逆に言えば、故にクラブには本数があるわけです。
同じように扱って 距離の違いがでる
距離の違いを同じクラブで打ち分けるのが最も難易度が高い
とも言えるのでしょう。
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そのためには クラブの種類や長さにかかわらず
アドレス時のボールの置き位置は同じにしたいものです。

原則論として インパクト時の「体のセンター」

スイングは体の回転が主たる動きです。
その軸になる背骨に対し、体の厚みの前側に重みが集中しています。
体が右を向けば その重みは右足にかかり 右足体重
体が左を向けば その重みは左足にかかり 左足体重
になるのです。

インパクト時は 理想といえば理想ですが
体は左足体重気味になりますから、
そのためには 左足のかかと付近がセンターになります。

そこの場所でとらえられないと
体の回転も正しくない可能性が否めません。

クラブの長さが変わっても
左足かかととボールの位置関係は変わらず、
長さ分右足の位置が左足から離れるような感じです。

ティーアップされているクラブは
そのティーアップ分 立体的にボールが近いですから
その分 さらに左に置くと良いと思います。

クラブの長さによって
ボールの位置を変えてしまう例を多く見ますが、
クラブには 上下左右の方向 ロフトやライ
とともに ヘッドの上下・高低があります。
これが 均一とは言わないまでも
 似たような状態に整うのには
ボールの位置は変えないほうが良いでしょう。
スナップショット 4 (2014-03-25 12-06)

個々の長さでボールの位置を変えてしまうと
ロフトはあっても 方向が合わない
方向があっても、インパクト時のヘッドの高低がボールと合わず
(スイングの最下点という意味)
修正修正 調整を繰り返すことになり
練習を繰り返しも 弾道の種類を生み出すだけになります。

ボールの位置を左足かかと付近にセットする
というのは 体の正しい回転・向きの変更の練習にもなりますし、
小さなショット パターストロークなどでも
そこの位置に慣れていくといいと思います。

クラブを振り子のように振る
肩という腕周りでクラブを振る
ヘッドを振る、クラブを振る
そんなスイングでは 左足かかとにボールを置くと
ヘッドの最下点がボールより後ろ(飛球線後方)に
来ますから トップしたり、チョロしたり、ダフッたり
ひっかけたりしますから、そのボールの位置で
スイングを判断することも可能ですね。

昨今のプロの多くを見ても アイアンショットなんかは
非常に 目に優しくないボールの位置で
スイングのひどさを物語っているように思えます。