テークバックの初期段階の動き
これをフルスケールのショットで練習しても
緊張感の伴うコースではなかなか発揮できません。

ですので 練習では 特に小さなアプローチ
グリーン周りからの手で投げても届くような距離のアプローチ
そして、パッティングで刷り込んでいくとよいと思います。



この刷り込み とても重要なのは
コースでの多くのフルショットは必ず前後に
パターストロークや小さなアプローチショットを
介するからです。

スナップショット 1 (2013-02-13 14-14)
パッティングで ↑このイメージを強く持っていると
あまりよくありません。
目で見た通り、この動きはギッタンバッコンの典型的な例。
体の真ん中にボールを置いて打つと
肩が平行なタイミングにボールを打てる と
錯覚している人が少なくありませんが、
この典型的な振り子のパッティングやアプローチは
ヘッドを振るために、それと同時に、同量
頭を左右に振ることになりますから
ストロークが地面と平行に動くポイントは
右の膝の前〜右の股関節の前あたりになります。
(そこに置け! って意味じゃあないですよ)

パッティングはフットワークというよりも
スイングの中の肘の動きだけを抽出したものですから
動きとして そのままショットに転用は出来ませんが、
ショットの基本は望みの距離ボールを移動させる
という事にありますから、そこの部分を覚えてるのは
とっても良いと思います。


パッティングストロークの
  真っ直ぐ動かす 意識は特に不必要なものですが
もしも 真っ直ぐを意識するのならば
上から見て ヘッドが真っ直ぐ動くことよりも
ヘッドが地面と平行に真っ直ぐ動くことの方が
数倍 重要です。

一般的な
振り子のパッティング
ボールをこすり上げることになりますから
打撃のエネルギーはスピンに転化されてしまい
思い通りの「距離」になり得ません。
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距離に悩みのあるゴルファーの多くは
既にパッティング、シンプルにボールを転がす
ボールを平面移動させる時点で
打撃の破壊力を
推進力にではなく、回転力に多く与えてしまっています。

出来るだけ 同じロフトを維持して
打撃ポイントのズレで入射角度がずれるような
地面と平行に動かない(もしくは直線で動かない)
曲線で動くようなパッティングは出来るだけ避けたいのです。

そういう意味でも
市販の異様に軽いヘッド、そして硬いスチールシャフト
それに加え 円で動き
ボールをしゃくりあげる動きになり易い
マレット形状のパターは
毎日 パター下手を量産する兵器とも言えるのです。