ゴルフ用語によく「体重移動」というのが出てきます。
実はこの体重移動を言う言葉は
正しくスイング動作、ショット動作をすると
『体を回転させること』と同意語と言っていいと思います。
スナップショット 1 (2014-04-20 10-03)

体を回転させる(体の向きを変える)という事は
お尻や太ももなどと大きな筋肉を使って
骨盤から上の、股関節を境に胴体の向きを変える
という事になります。
この動作では 人間の背骨が軸、支点になる訳ですが
その人間の背骨は 人間の身の厚みに対し
後ろ 背中にあり、内臓などの入った重い部分は
それよりも前方(厚みに対し)、前側にあるのです。
スナップショット 2 (2014-03-25 12-04)スナップショット 5 (2014-03-25 12-06)




ですから 右を向けば 重みの部分は右の股関節が支え
になるような、重さのかかり方がしますし。
左を向けば 重みの部分は左の股関節に乗るような
そんな体重配分になる訳です。

スイング全般に言えることですが
如何に クラブ単体を腕で振ろうとせず
それを持った自分が動く、自分が向きを変えるから
クラブが移動する と言う意識を持てば
体の回転とともに「体重移動」は自動に付いてきます。

逆に体重移動を意識しなければいけない というのは
クラブを腕で振っている
クラブ自身を単体で動かしているという証とも言えるのです。

スイング軌道(スイングプレーン)の記事でも書きましたが、
クラブを腕で、自分が動くことで移動させるのでなく
クラブ自身を振ってしまうと その答えは無限の迷路ですし
腕と言う小さな筋力で動かすことになります。
基本、打撃力をボールの回転、スピン製造方法になりますから
ボールを遠くに飛ばす ということには
非常に無駄の多い動作になる訳です。