スイングを改良する点で、変えていく過程で
一番障害になるのは 振り手の満足感と言うか
動作の充実感を忘れ去ることが出来るか どうか
なんだと思う。

正しくゴルフクラブの機能を使うと
自分がクラブの重さなどに動かされて
受け身な動作が多くなり
自分で「クラブを動かした!」
自分で「クラブを振った!」と言う充実感は
殆ど皆無になってしまう。

スナップショット 1 (2015-05-05 16-54)


従来の自分の振り方だと
ダウン〜インパクト〜フォローと
スイングの一番速くなるところで
あれや これや と手わざが入るから
うまく行った時、実は偶然に過ぎないけれど
うまく行った時の達成感と言うか充実感
それが自分のスイングの完成形態の感触 という風に
刷り込んでいくんだと思う。

ところが 正しくクラブを扱うと
その一番忙しいところは
ほとんど何もしないに等しく
ただ足で体を回すだけ になるので
手や腕にはクラブを動かした感触は何もない。
そこが難しいところなんだけれど
人は感触や動作感を追い求めてしまいがちだから
その「無実感」…造語ですけど その無実感感っていうのに
なかなか慣れることが出来ないのだと思う。
『クラブを』動かすのではなく
『クラブを持った自分が』動く その感じに
実感が伴いにくいから 覚えにくいのかもしれない。

クラブの機能を使って
クラブに動かされてしまう というのは
そういう事だし、
スイング中の実感と言うのは
基本 重さを自分の筋力で動かしたこと を指す
訳だから まずはそこを頭で理解してほしいと思う。
ゴルフクラブが作り出す重さや
運動に伴う遠心力などの不可抗力を利用出来れば
原則、クラブの重さはほとんど感じない訳だし
体を動かすことでクラブを移動させれば
体と言う何十キロもあるものを お尻や足、背中などの
大きい筋肉で動かすのだから
その何十キロと言うものに対してクラブの重さは
対した割合ではないけれど、
反動も付けたような状態で クラブを腕で動かしていれば
動かすのは腕とクラブということになるから
クラブの重さの割合は高くなるうえに
動かしている筋肉が小さなものになる。
これは実感ともなうようねー
いい球が出た時のその感触もリニアに残るでしょ。
でも それでは駄目なんだよ。

595bd670_Ben20Hogan20Backswing


体でクラブを動かす という事を覚えれば
体の動作速度、足の動作速度がそのまま
ヘッドスピードコントロールになるから
フルショットとコントロールショットが
同一線上のモノにできるようになる。w
腕で振っている限り、
クラブヘッドをリリース(放り投げる)してしまうので
ヘッドスピードがコントロールできない上に
ヘッド姿勢やボールへのアプローチなど
いろいろなものの偶然の産物でしか 
同じ距離を打つのは難しいんだよ。

ロフトも立ったうえで上から打てる分、
腕でフルスイングに比べると
動作そのものはゆっくりで大きい。
クラブを動かした実感は乏しいかもしれないけれど
体の動作そのものが距離感を生み出せる。
そのスイングに移行するのには
過去のスイングの感触、感覚と決別できるかどうか
スイングの充実感や満足感から離脱出来るかどうか
と言うところなんだと思う。
ゴルフは道具を使う知恵のゲームで
脳筋でやるゲームではない…のかも知れないよ。