クラブを起こしてから、体を回す
グリップを下げてから(一呼吸おいて)体を回す。


このドリルは多くのゴルファーにとっては
スイングの手順が魔反対の違和感バリバリのドリルなはずです。

現に、お店に来られて ドリルされている方も
動作として グリップを下げて と言う行為だけを
しているつもりでも、その時既に脚は動かし
骨盤は正面を向いていたり、
利き腕の肘を伸ばして、グリップを下げ
そこから体だけを回す と言う動きである筈なのに
もう一度、肘を曲げ(右サイドを下げて)
結局を腕捌きで打つ と言う例がたくさん見られます。
スナップショット 3 (2015-06-14 18-03)

まず 知識として
しっかり把握しなければいけないのは
スイングには 小さな筋肉の腕周りで
クラブを大きく上げ下げしなくてもいいように
基礎姿勢として前傾(骨盤と大たい骨の前傾差)あり
体の向きの変更、そしてクラブの形状があるのです。
右を向いたトップの状況から
「直に」足による上半身全体の向きの変更により
クラブやクラブを持った腕、肩回りを遅れさせなければ
クラブは自然に低さを得ますから(低くなりますから)
以降、クラブを下に振ったり、上に振ったりする必要が
なくなるのです。

しかし、その重要なタイミングを逸する動き
脚が動いているのに
へそより上の肩回りが向きを「保持」したままだと
そのあと、クラブを下に振る必要が出てきてしまいます。

脚が、もしくは骨盤が概ね正面を向いた状態から
クラブを下振れば、腕やクラブの重さによって
体の左サイドは上がっていきます。
左サイドが上がる。。。という事は同時に開く
という事です。

遅れているものを急いでさらに速く・強く動かせば
その分、より一層体は上を向きます。

自分では下に振っているつもりでも
結果として、土台が上を向きますので
どんどん左は上がっていくわけです。

この症状は前傾姿勢が深く
ボールとの間合いが近くなるクラブほど
顕著になります。

スナップショット 3 (2015-04-06 2-08)


体(足)→腕 と言う手順を覚えてしまっている方には
グリップを下げてから、体を回す
と言う動きに「もうひと手間」 必要になるかもしれません。


ここで登場するのが「刷毛塗」です。
グリップを下げ、すでに利き肘も伸ばしていますから
本来は腕の主な仕事は終わっています。
ですが、ここで さらに
刷毛塗のイメージで
左の肘なり、グリップを先にインサイドから
移動し始め、それを脚、体が回転で後追い していく
そんなイメージがいいかも知れません。

スイングは少々オーバーな言い方ではありますが、
ヘッドが動くと
ヘッドが円を描くと
その量や速さ分だけ
グリップは止まり、
極端な言い方では逆方向に動き始めます。

自分の体が向きを変えると
動くのはグリップなのです。
グリップが常時先行して、その体の動きに同期する。
その意識を強く持っていれば
クラブの形状が、クラブの姿勢が
そのグリップの移動を助けます。
スナップショット 3 (2015-04-02 2-01)

逆に、時を逸して
ヘッドを 縦であっても、横であっても、斜めであっても
動かそうとした時
グリップはより留まろうとしますし、
クラブの重さはそれを邪魔しかしません。
ヘッドをより移動させたいのに
グリップがより留まるので
想定よりも多くのヘッド移動が必要にある という
無限地獄なのです。