ヘッドばかりを気にすることは良い こととは言えませんが、
アイアンのロフトについて考えてみましょう。

ゴルフクラブには一定の法則があります。
例えば、スチールで使うような 小振りな軟鉄ヘッド
小振りな軟鉄ヘッドというのは、数値で言えば
001重心距離が 35mm以下
と考えて良いでしょう。
重心が短くなるというコトは
重量の中心点がシャフトに近い、というコト
になりますから、必然的に
重心は浅く、重心は高くなります。
重心位置がシャフトに近く、浅い重心、高い重心
となれば、ボールの打ち出し角度が低くなりがち、なので
製品としてのロフトも大きめ ストロングロフトにはし辛く
なります。 また、ニーズの問題も絡みますが
ソールの幅の大きな(厚い)モノも採用し辛く
バンス角度も少なめのものしか、販売されません。

一方、グラファイトシャフトに装着されるような
大型なアイアンは、重心距離が長く
重心も低く、深め、ソールも大きなものになります。

アイアンだけに限りませんが、
地面からボールを打つ場合、ソールというのが
飛ばしの大きな要因になります。
例を挙げると
ロフト角度30度/バンス角度5度の 軟鉄のアイアンヘッド を
ロフトライマシーンによって、ロフト調整し
ロフトを 27度の立てたとしたら 飛ぶのか?!
という質問を良く頂きます。
ヘッド姿勢だけの問題ではありませんから
一概に YES/NO とは行きませんが
ロフトを3度立てることは、バンス角度を3度減らす ことになり
製品状態では ロフト角度27度 バンス角度2度・・・
ロフトを寝かして打ってしまっている人にとっては
結果として、改造前と同じロフトでインパクトすることになるので
ロフト角度27度 バンス角度5度 のクラブに比べると
飛ばない可能性が高いと言えます。

その延長線上の話ですが、
ロフトを寝かして打ってしまう人の傾向としては
ソールの奥行きのある フェアウェイウッドが苦手で
バンカーショット、上げるアプローチが得意なケースが
少なくありません。

ヘッドの開閉の多いヘッドスピードの速いゴルファーにとっては
重心距離の長い大型なヘッドの機能は
総じてマイナスに働きやすく、クラブを重く感じるものです。
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ボールが上がり過ぎる、スライスする、飛ばない
などの原因は、インパクトのロフト のせいではありますが
それは ヘッドとボール の姿勢は
その部分、と言うよりも、体の姿勢 両肩のラインなり
それに応じた、ヘッドの入射や抜ける角度の方が
圧倒的に作用する量としては大きく
重心距離が長い、から 直接的にロフトが開く のではなく
重心距離の扱い方によって、インパクトへのアプローチで
右サイドが下がり、左サイドが上がる から
結果としてロフトが開くのです。
小手先の ロフト調整で対応できる量は
せいぜいプラスマイナス5度もいかないでしょう。
しかし、体の姿勢、それによる円弧によっては
最大で20度近く ロフトを開く「効果」を生み出して
しまうのです。