ボールとヘッドがミートすること
と言うのを考えてみましょう。
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ボールを自分の腰の高さまで
ティーアップします。
このイメージは斜面で高いところにある
ボールを打つのとつながると思います。


ちょっと悪戯して シャフトの先に
ボールを取り付けた練習用のクラブです。
001

ミートするのに絶対に勘違いしてはいけないのは
フェースのどこに当てるのか をイメージしている人が
多いかと思いますが、その必要は一切ありません。
細かい部分は割愛しますが、ある条件さえ満たしていれば
フェースの溝のある部分であれば、どこでも大きな違いは
ありません。
この実験はそれを想起させるものではありません。

ティーアップされているとは言え
空中に浮いているのに等しいこの状態のボールです。
普通にボール同士ぶつけるのもやさしくないでしょう。

ピンクのボールの装着されたゴルクラブもどき

これで毎回空振りせず ボール同士を接触
コンタクトさせるのには
まず絶対条件として
自分の胸とピンクのボールまでの距離を大きく変えないこと
つまり クラブを伸縮自在の長さのもののように
使わないことです。

クラブを先に起こして、体を回す
一見するとクラブの長さを変えているようですが
ご覧ください。
スナップショット 1 (2014-04-20 10-03)414







写真撮影のポイントにもよりますが
あまり変わっていませんね〜

このテークバックではどうですか?
スナップショット 1 (2015-02-06 3-41)

位置関係も自分の胸からも距離もだいぶ複雑です。
ここからスタートして 空中に浮いたボールを打つのは
かなり困難。。。
まあ 世の中には上海雑技団調のスイングをよし
とする人もいますから、それはそれですが。。。

そしてフェースローテーションについて なのですが
ゴルフクラブには重心位置というのが存在します。
ゴルフクラブのクラブヘッドの重量の中心点は
立体的にそれが装着されているシャフトの
その延長線上に存在しない、ずれた位置に存在しています。
001

ちょっと極端な発想ではありますが
このシャフトの先につけたピンクボールでなく
ドライバーヘッドに差し替えます。
中は空洞、中空ってことですね。
その中にパチンコ玉を20個くらい
コロコロと中でパチンコ玉が移動する程度に
収納しておいたとしましょう。
(うるさそうですが・・・)

パチンコ玉は クラブヘッドの姿勢によって
位置を当然移動します。
スナップショット 1 (2015-04-06 2-07)トップの位置ではそのパチンコ玉は
ヒールのシャフト装着部分にあります。

パチンコ玉がトゥヒール方向に移動すれば
体に入ってくる重さの情報が変わります。
トゥ側に移動すれば クラブが重く
長くなったのと同じ情報が体に伝わります。
クラブヘッドが重くなれば、自然にヘッドは体から
離れていくようになりますよね。
しかし、ボールの位置は変わっていません。
このままでは空振りか、シャフトでの打撃になってしまいます。

ローテーションスイングの場合
それが毎回、同じ位置、同じヘッド姿勢になるのは
ほとんどありません。
それは 人間の演算能力が必ずその変化に応じて
反応してしまうからです。
トップの位置から腕と言う小さな筋肉のもので
動かすヘッドの道のりは2mを超えるのです。
その通過時間は0.2秒程度です。


そのクラブ扱いで腰の高さにあるボールを
同じように打つのはかなり無理があります。

ヘッドを動かさない
グリップの移動分以下でヘッドを移動させるイメージは
トップで作ったヒールに集まっているパチンコ玉を
そのままの状態でインパクトに入ってくるような
そんなイメージです。
スナップショット 4 (2014-03-25 12-06)

インパクト付近で内部のパチンコ玉が移動したとしても
それは ソール側(フェースと反対の奥側)ではなく
フェースの面の裏側をパチンコ玉が移動しているイメージです。

まあ実際にはそうはなりませんけどね…