アマチュアのゴルフスイングの悩みの一つに
テークバックが速すぎる、リズムが速すぎる
というのが ありますよね・・・

スイングのリズムはそれぞれのゴルファーの
固有のものですから、速くするとか
遅くするというのは 大きな問題ではありません。

確かに ボールを遠くに飛ばしたい
というのは ゴルフショットの魅力ではあるので
気持ちとしては 速くスイングしたい、振りたい
というのは 分からないわけではありません。
スナップショット 1 (2014-06-24 14-49)
が、しかし
ゴルフクラブは ボールを打つため の道具です。

そして そのボールを打つのは 必ず指向性
方向性が伴ってきます。
・・・遠心力と作ることの是非は割愛したとしても
(よくはないのですけどね)
テークバックから加速して
必要以上のスピードを作ること
遠心力を作ること
に何の意味があるのか しっかり認識したほうが
良いのではないかと思います。

確かに クラブには重さがあります。
なんの動作をしなくとも
例え 昨今の市販のクラブの超軽量ヘッドが装着されていても
それには固有の重さがあります。

テークバックの時点で
それを加速させて使う ということは
その重さを増やす。。。ということです。
スナップショット 2 (2014-03-25 12-04)

そして テークバックは打撃行為の準備行為で、
その運動の方向、指向性は
ボールを打ちたいと思っている方向の概ね逆な
ボールを打つ方向とは全然関係のない方向です。

そのボールを打つ方向と反対の方向に
遠心力を増やしてテークバックすることに
何かメリットがあるでしょうか?

必要以上に 打撃するであろう方向と反対の重さを増やし
力まないでスイングすることが可能でしょうか。

自分が見る限り
まず 重さの使い方を勘違いしているゴルファーが
非常に多いこと・・・
そして、神経質になることはないですが
打撃にとって、とても大切なテークバックを
非常に手抜きで、自分でちゃんと動かさず
クラブヘッドの重さを使って 無造作にしている
ゴルファーが少なくないことにちょっと驚きを感じます。

遠くに飛ばしたい気持ちが重々わかります。
しかし 同時に概ね狙った方向に「ボールを」飛ばさない限り
その 遠くに飛ばしたい気持ちも生かされません。

ボールを狙った方向に飛ばすのには
ボールの監理(管理) は難しいけれど、
クラブの監理と動作の監理は出来るだけ
しておきたいと思いませんか?

クラブの監理と動作の監理が出来れば
ボールの距離や方向性も監理できる可能性が
増すと思いませんか?
スナップショット 4 (2013-11-30 14-41)

ところが多くのゴルファーは
テークバック、それも初期の段階から
遠心力を作り出すことの執心してしまっています。

体を回し始め、それを止め
その慣性を使って、腕を動かし、
そして腕を止め、その慣性を使ってクラブを動かす…
これでは 無造作にその長い棒の先端にある重さを使って
適当に動かしているに過ぎません。

クラブがどこにあって、ヘッドがどうなっているか
まったくわからない、全く関与しない…
遠心力を作り、テークバックを楽してしまうことを
最優先した動きです。

ショットの準備段階であるテークバックの時点から
無造作にヘッドの重さによって動作してしまえば
クラブは監理できませんし、当然自分の動作も
監理できません。

これで ショットを監理できるようになるでしょうか
練習さえ積めば ショットを監理できるようになるでしょうか


自分のスイングを映像に撮った時、
自分の思い描いているテークバックの終わり。。。
トップオブザスイングよりも はるかに深い
はるかに大きなスイングになっていませんか?
(オーバースイングが悪い!と言っているのではありません)

これもそれも ヘッドの重さの使い方の
非常に大切な 非常に重たい勘違いから始まっています。

そこ認識から変えることが出来るはずです。