クラブはその性能を発揮させると フック回転になる
と書きましたが、そのこころ は
重さ と言う言葉にあると思います。

日常の中で、重さ と言う言葉は
おもり とか、 重し そんな使われ方をします。
重し とはモノが動かないようにするための土台 です。
要するに、重いもの というのは 動きたがっていない
動かさないようにした時ほど その重さの効果を発揮する
まるで禅問答のようですが、
それが最大のヒントになるかと思います。
スナップショット 2 (2012-01-10)
スライスに悩んでいる人の多くは
ヘッドが返っていないから
フェースが開いているから と
思っているのでしょう。
で、その解決方法は
 ヘッドを返す フェースターン です。
動作の方法等は兎も角、
もっと 動作を増やす、とか速くする、大きくする
という事にある訳です。

当り前ではありますが、ゴルフは1m近い棒の先に
その物体の総重量の7割近くもモノが偏重している
その先端部分を、うまく行っていないからと
もっと 動きを増やそうとすれば、うまく行く筈ありません。
そして、ゴルフクラブのその先端部(打撃部分)は
とっても 歪な形、重さをしているのですから
増やす運動は複雑な動作を強いられますし、
それによって作られる「不可抗力」もまた
複雑化、増大化 することになるのです。

これも 大きな勘違い だと思うのですが、
スライスではなく、フックボール ドローボールは
手を返して打つもの であると。
ゴルフクラブを作る立場の目でいえば
手を返すこと を基本にしている 球筋
スライスの対語は 引っかけ です。
手を返して打っている弾道は 引っかけに過ぎず
体もフェースを左に向け、ロフトを伏せてしまえば
左への低い引っかけ、それに左回転が伴っているに
過ぎないのです。
フェースローテーションとは 手首も含めた
肘から先の手先によって行う動作ですから
ゴルフに関係する一番小さな筋肉の部位で
クラブのスピードが最も速くなる場面で
ゴルフクラブの一番重たい部分を動かそう とする
行為なのですから、安定して行うのには
筋力なり、相当の訓練とその保持が必要となります。

「ちゃんとした」左回転を打っている人が
そのような 不確かな方法で行っている筈がないのです。


012ゴルフクラブの構造上、
左回転は少ない縦回転(スピン)
になります。
ボールの曲りは
サイドスピン/縦スピン
と言う分母分子の関係なので
同じ800回転であっても
縦回転が 4000回転なのと
1800回転なのでは、現れる弾道には大きな差が生まれます。
左回転の100回転の差は厳密に弾道に現れてしまいます。

それを 小さな手先に任せる
しかも タイミング等のミスによっては
逆球(反対の回転)もあり得る、のでは
実使用には到底結びつきません。

左回転のボールを打っていくのには
再現性の高い スピードや技術の不可欠な方法でなく
出来るだけ動かない、出来るだけ急がない、忙しくない
最低限の最小限 でないといけない訳です。