インサイドアウト

アウトサイドイン



この双方の言葉、 これもゴルフを難解にしている。
ゴルフクラブは そのボールを打つ部分のヘッドが
非常に歪な形状をしているために
それを持つ 両腕の長さがほぼ 似通っている時でしか
元の 向き(ライ)や 角度(ロフト)を維持できない


ということは 厳密ではなくとも
体の幅の中に収めていないと
バッグから クラブの番手を選んできた意味も
目標方向に向けて アドレスを取った意味も
失ってしまうことになり
毎回 ショットをする度に
打つ距離も 方向も くじを引くような事に
なってしまう。。。


とするならば
インサイドアウト なり
アウトサイドイン なり の言葉も
まあ ボールの飛球線方向を基準にして
言っている言葉なのだけれど
体の廻り方 というか それでしか
いじるコトが出来ない筈。。。

即ち 脚で いじることになる筈

必要があるとは思えないが
意図的にそれを替える場合は
立ち方で替えるのが基本
スウィング中の動作で変えるような危ない真似は
お薦めしないし、それの影響が正しい何かを
失ってしまう事も否めない。

sample 2009_09_29_23_01_02-516フレームショット

しかし それを 多くのゴルファーが
腕のさばきで変えようとしている

腕のさばきで 替えようとすると
クラブヘッドを 体の正面でなく
右や 左に 動かさなければならなくなり
両手でグリップしている、という制約を考えれば
必ず 捩じりの動き・・・ ヘッドの大きさの小さな円も
含めた 上下の立体の動きに発展することになる。

これによって ショットの難易度は
飛躍的に あがってしまう。

スウィングソノモノには 行きはヨイヨイ 帰りは恐い
の右行きと左行きのスピード感の違いもあるが
クラブやクラブヘッドは 左右非対称であるが故
それをより一層複雑にしていくであろう。。。

動作としては 右行きはゆっくりでいいが
クラブにとっては 右行きは得意
左行きは動作としてはスピードを増すが
クラブにとっては 左行きは苦手

そこに 体の正面からクラブヘッドを外す
腕さばきの捩じりの動きが入ると
クラブヘッドの重心距離(ヘッドの大きさ)や
クラブの長さ、先端に付いたヘッドの重量など
本来は ボールを打つために必要不可欠な機能が
すべて 邪魔なモノになってしまう・・・

スウィング中 意識の中では
体の幅の中に クラブを維持するというコトは
どの道 上から写真を撮るようなスウィングプレーンで
表現すると インサイドイン になる訳だし
自分の体の向き次第ですべてが決まる

本来は 腕の長さ(自分からヘッドまでの距離)が
 クラブがボールより右にある時は 短くなりがちで
ボールを打ち終わった後は 不可抗力として
長くなりがちなので 結果論として インサイドアウトに
見える と言うだけのことで
クラブを扱う本人は 動作はインサイドイン
ヘッドはアウトサイドアウト のイメージを
持つと良いと思う