グリップというのは、その人のその人の
クラブの扱い方を如実に表している。。。

多くの人が体験したことだと思うのだけれど
「グリップを変えよう」と思ってトライしても
違和感の問題と言うよりも、球を打っているうちに
数球でもとのグリップの形に戻ってしまう…。

クラブの扱い方が変わってこない限り
グリップを変えることはかなり難しい。。。

自分にとって理想的なグリップの形があったとしても
先にグリップありきで、クラブの扱い方が変わってくるのではなく
頭の中にゴールとしてのグリップの形を思い描きながら
クラブの扱いを徐々に変えていくことが
結果、理想的なグリップへの道のり となる訳だ。

基本、グリップの形というのは
右手ではなく、左手で決まってしまう。

多くのゴルファーは左手グリップを支点にして
シャフトなり、ヘッドを振るので
どうしても左手はがっちり握っていなくてはならない。
それを「二度握り」というのだが、
まず一度親指を除いた4本の指でクラブを握る。
そして、もう一度左の掌で握る。
これによって 左手はグーになって
非常に力感のある握りになってしまう。。。
スナップショット 6 (2013-09-10 1-46)

世の中ではそれをフックグリップと呼んで
正直、誤魔化しているけれど
基本、体ではなく 腕を振って、クラブを振って
そういう扱いとするのに
左手の握りはガブッと握っていなくてはならないから
結果、フックの方向の握りになるだけなのだ。
上半身全体に対しグリップのせいで
腕や肩周りを右に捩じっているので
アドレスの姿勢も独特。。。

フックに握ってしまうと
右手の入ってくる位置が左手の親指の根元によって
ふさがれてしまうので、
左手はななめ上から握っていても
右手の入るところが無いので
右手は横から握ることになってしまう。
それによって左右のグリップが上下に広がってしまうので
必要以上に右肩の下がった、左肩の上がったアドレスに
なってしまう。。。
スナップショット 5 (2013-09-10 1-45)
左肩の突っ張ったアドレスに
なってしまうので、この時点で
体の。。。骨盤を上手に使うことが難しくなる。

左グリップを支点にしている のと同時に
フックグリップはテークバックを
左手一本でひょいと上げるのに非常に適している。


そんなこんなで テークバックの取り方や
クラブの支点運動などが消えない限り
このグリップとおさらばするのは大変難しい><