ゴルフクラブ(アイアン)は静止時
計量器で測ると 400g… 0.5キロ程度です。
しかし、ゴルフスイングでクラブを移動~運動させると
その重さは 10数キロ以上、想像以上の重さです。

思い当たる節はあると思うのですが、
頭の中で思い描いてる「スイング」・・・
だが実際にボールを打ちながら動画を撮ってみると
その動きはイメージとは程遠いものであることが殆ど?!
・・・それはクラブの重さ、重さのかかり方
重さのかかる方向によって、体が反応し
目標物を目標方向の飛ばす、ボールに当てる
の演算が働いている(細かい運動の修正)からです。

弾道計測器を用いて
ヘッドスピード、年齢、体格など
ほぼ似通った人で全く同じクラブを使い
飛ぶ人と飛ばない人を計測すると
それは如実に出ます。


飛ばない人は ロフトを寝かしてしまうので
ボールの初速も遅く、打ち出しも高く、回転も多い
飛ぶ人はロフトを寝かさないので
ボールの初速も速く、打ち出しも低く、回転も少ない
二人の弾道は同じと言う仮定で考えると
飛ばない人は球は
その飛ぶ人の方の弾道を 15度の左足上がりで打った
状況とほぼ似ています。
ですから、早い段階で高く上がり
落ち際に弱くなり、ランのない、その場で止まるような
弾道になってしまう訳です。

当たり前と言えば、当たり前ですが
その差は ドライバーショットで30ヤード以上です。
場合によっては 飛ばない人の方がヘッドスピードは
高かったりもします。

この差はどこから生まれるのでしょうか・・・
004

単純にはロフトです。
アイアンで言えば、30ヤードの差は
3番手分以上、ロフトで言うと10~15度の差です。

そのロフト…ゴルフクラブの構造にはちょっとして
秘密が隠れていて、
ロフトを締めて入れてくる人にとっては
クラブの重さは運動のガイドにもなりますし、
運動の促進剤にもなります。
ロフトを開いていれてくる人にとっては
クラブの重さは運動のブレーキ(負荷)にしかなりません。

自分でテストしてみるといいのですが、
ダウンスイングと言う区間で
シャフトよりもヘッド(重心点)が進行方向側にある状態では
その重さは左のグリップを左下に押す働きになります。
シャフトよりもヘッドが進行方向よりも後方(右側)に
ある状態では、グリップを上に押す働きと同時に
(=水平方向の移動を妨げる重さ)
運動に対して、重さが増すので右サイドが下がります。
スナップショット 1 (2013-06-09 15-03)スナップショット 6 (2013-06-09 15-04)





スナップショット 8 (2013-06-09 14-54)スナップショット 10 (2013-06-09 14-54)





ロフトを寝かしてしまうと
ロフト自体が増えるばかりでなく、
体の左サイドが上がり、右サイドが下がるので
インパクトまでにどんどん左足上がりのライに
変わっていくのと同じです。

また、開いていたロフトを閉じるフェースターンの動きも
結局は同じで、フェースターンとは
グリップの動きを抑えなければなりません。
それを土台にして、クラブの一番重量部分であるヘッドに
円運動をさせねばならないので、ヘッド重量〜クラブ重量が
右下方(右下)に増えていくので
フェースターン分右サイドは下がり、左サイドは上がるので
フェースターンしてもほとんどロフトは締まりません。

そして、これは余談ですが、
総じて、ヘッドを下に振る クラブを縦に振る と
考えている人の場合、ロフトそのものが増えるのもそうですが
その重さによって右サイドが下がり
円に振る習慣が強いので、より入射の角度が緩くなります。
3重にロフトが増える形になるのです。
そうですね、上の二人の話で当てはめると
クラブ単体のロフトでアイアンで一番手相当
体の傾き(左サイドの上がり)で一番手相当
入射の緩さで一番手相当
合計で アイアンのロフトで言うと3番手分増える
ことになってしまうのです。

これが厄介なことに
クラブの重さ、そしてその形状を上手に使うと
クラブは非常に軽く、あまり実感。。。運動というか
クラブを動かした実感が伴いません。
打った と言う手ごたえもないかも知れません。
ところが、クラブを寝かして使う場合
クラブはとても重く、その実感が伴うので
練習場感触としてつかみやすいのだと思います。